「素直に面白い、しかしTVドラマ向き?」七つの会議 ホワイトベアさんの映画レビュー(感想・評価)
素直に面白い、しかしTVドラマ向き?
池井戸潤の同名小説の映画化作品。会社のために滅私奉公で働く日本人サラリーマンが陥り易い陥穽を突いた本作は、私のような旧体制で躾けられた人間には本当に分かり易かったですし、TVのサスペンスドラマのようなノリでテンポも良くちゃんと面白かったと思います。だだ、錚々たる役者さん達と、余りに立派過ぎる大道具を揃えて、少し演技臭が過ぎませんでしたでしょうか?それに、最近の日本の企業犯罪フィクションはパターンが似通っているように感じるのは私だけでしょうか?ネットで個人でも手軽に情報発信が出来るようになり、一企業が社会正義に反して隠し事を続けることも以前ほど簡単では無くなりました。勧善懲悪のドラマパターンは今後も安泰だとは思いますが、企業=悪代官の繰り返しはそろそろ食傷気味かも知れません。
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