バッド・ディシジョン 終わりなき悪夢のはじまりのレビュー・感想・評価
全9件を表示
マセラティ
見知らぬ女性ではあるが正義感が急に目覚めた青年ショーン。ビビりのくせについつい犯人逮捕に没頭してしまった。対するサイコキラーのケイルは、ショーンの空き巣に対して復讐するように、ニーノのレストランをクビにさせたり、恋人のライリーのヌード写真をネットでばら撒いたり。さらにショーンの母や義父までが職を失うという、じわじわと真綿で頸を絞めるような陰湿な攻撃を受ける。そしてついに恋人ライリーや親友デレクまで・・・
シリアルキラーではあるけど、計画的で執念深い性格の男。自宅のセキュリティに関しては、簡単に忍び込むことはできても脱出が困難という、まさにケイルのハイテク刑務所に陥れられたショーン。ハイテクに対してハイテク・・・なのだが、金のかけ方に雲泥の差があった。
億万長者の御曹司でもある犯人の性格がちょっと変わっていたけど、金に不自由してないという金持ちの歪んだ一面かと思う。幼い頃に馬を殺し、ついでに調教師の女性まで手にかけてしまったという過去。だから調教癖がついた?よくわからんぞ!
身体はひとつしかないのに、高級車を複数持ってるところが唯一の弱点か。スマホで遠隔操作するにも限界が感じられた。それにしてもハイテク小道具や凶器や拷問道具などいっぱい持ってる割に、戦い方はアナログというところが何とも言えない。ちなみに原題は“よきサマリア人”に対しての“悪きサマリア人”。
主人公が少し情けなさすぎる・・・
空き巣に入った家に拉致された女性が閉じ込められていて、その拉致犯の家主に狙われるストーリー。
それ程期待せずに鑑賞し始めたこともあり、中々楽しめた佳作でした。
冒頭から上手に引き込まれ、最後のクライマックスまで飽きさせません。
難を言えば、主人公が頼りなさすぎること。窃盗という後ろめたさがあるにせよ、時々の判断や弱さは少しばかり突っ込みたくなります。
実際に恋人から見放され、助けたはずの女性からは怒鳴られるって、映画的には中々ない光景でそれはそれで楽しめたように感じます。
そんな頼りない主人公だからこそ、この物語が成り立つのでしょうけど。
何ごとも手際良さは大切
レストランの駐車係の男が預かった客の車から住所を割り出して家に空き巣に入ったら、監禁された女性をみつけて正義感に火がつく話。
相棒と共謀して片や客の監視、もう一方が預かった車で客の家に乗り付けてそのまま空き巣という連続したら100%足がつくアホな犯行を始めたら、監禁された女性をみつけて助け様とするけれどというストーリー。
最初の侵入辺りはカード盗ったら後はさっさとだろう?ともどかしさを感じたけれど、逃げ出してからどんどん面白くなり、ハラハラドキドキ高まり捲り。
良くも悪くもご都合主義満載のナイスタイミングで話が進むし、主人公が後手に回ったり考えが及ばないのも脇の甘さもただの素人だからと割り切れる。
犯人サイドも追い詰められる際どい危うさが丁度良くスリリングだし、癖かサイコかナイスな気味悪さ。
スリリング一辺倒かと思ったら狙ったのかはわからないけどナンセンスな言動で笑ってしまうようなところもいくつかあって非常に面白かった。
ダラダラ感
もうちょっとテンポを上げて
空き巣に入った屋敷はサイコパスが住んでいるらしく、監禁された女性がいた。
助けようと思ったがサイコパスが帰ってきたので逃げ出し、警察に電話する。
そんなことで捕まるサイコパスではなく、まんまと警察をだまし、空き巣男を追い詰めていく。
主人公がどうしようもなく、罪のない人たちが犠牲になっていくのは辛いので、30分ほど短くしてくれたらよかった。
全9件を表示