「松平直矩」引っ越し大名！　ビン棒さんの映画レビュー（感想・評価）

奇想天外なストーリーなので フィクションだと思ったら、なんと実話。
江戸時代前期の大名 松平直矩が幾度も転封させられた、とある。
まあ、男色とか謀反は知らないが…。

苦言を言うとすれば、Ｎ○Ｋのやらかした時代劇の悪習、ちょんまげ無視のオールバック。
しかも大多数がちょんまげの中、主演の星野源と高橋一生の２名が月代を整えずにオールバックという、違和感が半端ない風体。
星野源は、2016年に大ヒットの「逃げるは恥だが役に立つ」からの出演オファーだろうう。
高橋一生は、2017年の大河：直虎で当初七三分けだったが、後半ちょんまげにしている。
どちらか または 両方の出演条件が、髷ＮＧだったという事だろうか。

当時、髷は身分を表すものであって、城勤めの武士が髷をしないという事は、
現代に置き換えれば、乞食のようなボロボロの恰好で 会社に出勤するようなもの。
ここら辺りのいい加減さが腹立たしいが、
終盤で星野源は髷姿に変化、高橋一生はオールバックで通している。
なにがやりたいのか、さっぱりわからない。
ストーリーは楽しめるのだが、少々残念