「高橋一生ファンにお勧めなのでは」引っ越し大名! Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
高橋一生ファンにお勧めなのでは
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土橋さん脚本うまいわ。そんな尖った笑いはないけど、じわりと面白いのを入れてくるのね。
主人公カタツムリはしっかり描いて、カタツムリと於蘭の絡みも描いてる。プロポーズシーンはすごく工夫があるしね。
実話がベースなのかな。歴史的事実の説明が面白いの。そればっかりだと詰まらなくなっちゃうなってことで、隠密絡みの立ち回り入れてみたりね。
物語のつくりはうまいなと思うの。
ただ、国替えで石高が減るからリストラすんだよね。「苦渋の選択やむなし」って描き方になってて、ただリストラするだけじゃなくて、その人たちのその後のことも考えてる。でもね、やっぱり切る方と切られる方なら、切る方が楽だと思うね。自分が切られる方に回らない解決策は、どうしても感情移入できないの。
ラストは切られた人たちを褒め称えて終わりにするけどさ、そこは無理だなあと思ったよ。
それで隠密絡みの立ち回りで高橋一生が大活躍すんの。高橋一生ってちょっと陰気なキャラをやってるけど、この映画では腕が立つけど知恵はそこまでじゃない陽気な侍をやってんのね。こういう無邪気な高橋一生観たことなかったから、ファンにはお勧めだなあと思ったよ。
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