7号室のレビュー・感想・評価
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いい加減すぎる!
個室DVD店を経営するドゥシク。赤字続きで店を閉めたい。でもバイトに2ヶ月も賃金払わないなんて、、、なんてひどいんだ。
バイトのテジュンに対してもひどいが、新しく入れたバイトが感電しても、死体を隠し通してしまうなんて、酷すぎる。結局最後まで隠し通し、店を売り、死体もどこかに捨てるのだろう。テジュンも麻薬を捨てて、それで終わりにしてしまう。あまりにいい加減なまま終わるラストに呆れてしまう。
ただ、知らなかったけれど、韓国では個室DVD店とはああいう店なの?そうなんだ〜と驚き。
自分的には結構楽しめたよ
何だか世間では評価低いっぽいですね。
ツッコミどころや取って付けたような展開は多いけど、ドタバタブラックコメディとして普通に楽しめました。
「倫理的にダメだろ」って部分は少なからずあって、そこが観ていて凄い引っ掛かったしあんまり気分良いもんじゃなかったかな~と思います。面白い設定なのにイマイチ盛り上がらなくて「もう少し何とかならんかったのか」っていう映画でしたが、酷評されていたら擁護したくなる程度には楽しめました。
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潰れかけの個室ビデオ店の店長であるドゥシク(シン・ハギュン)は、店を手放すために店舗の買い手を探していた。その個室ビデオ店でアルバイトをしていたテジュン(D.O.)はある日、麻薬を預かっていて欲しいと麻薬バイヤーから頼まれ、金に困っていたことからそれを了承する。バイト先の7号室に麻薬を隠したテジュンだったが、同じ時期に店長のドゥシクは店内で事故死した死体を7号室に隠して部屋を封鎖してしまったことから事態は急変する。死体が見つからないように誰も7号室に入れたくない店長のドゥシクと、7号室に隠した麻薬を何としてでも回収したいテジュン。二人の攻防戦が幕を開ける。
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この作品、設定はめちゃくちゃ面白そうなのに全然面白くないんですよ。ほんとになんでこんなことになっちゃったのか分からないんですけど。
観客が想像した範囲の中でしか物語が進行しないので、「予想外の展開」みたいなことが全く起こらない。「こういう展開になりそうだな」と思ったなら、そういう展開になる。伏線や伏線回収みたいなものがあまり無く、分かりやすい原因と分かり切った結果しか無い。
以前『人数の町』という邦画をレビューした際も同じことを思ったんですけど、想像の域からストーリーが出ないんですよ。やっぱり映画の醍醐味って「まさかそんな展開になるなんて!」「そういうことだったのか!」っていう驚きだと思うんですけど、そういう醍醐味はほとんど無いと断言していいですね。
ただ、ドタバタブラックコメディ映画としてはそこそこ楽しめましたし、ラストシーンが結構私好みの展開だったんで、私は全然嫌いじゃない映画です。批判されていたら擁護したくなるくらいには楽しめました。
しかし人にオススメできるような映画ではなかったです。もしもあなたが観たい映画も特にない暇を持て余している方であれば、ぜひ観てみてください。
何も残らない
たしかに面白いけど、何も残らない。朝鮮族の人たちへの差別とか、韓国の底辺の生活とか、なんとなく流れて、シニカルでもなく、コミカルにも徹してなくて、あんまり見る価値のない映画。みんな演技が上手だからつい見てしまうのである。さすがです。
コメディなのか、サスペンスなのか やや情けないシン・ハギュンが観れる作品
韓国映画の奇作。良くこんなストーリーを考えるものだ。ついつい、引き込まれてしまった作品。
今にして思えば、日本のアイドル映画のような作品だったのだろう。(主演はD.O. というボーイズ・アイドルグループ「EXO」のメインボーカル。で、それを支える名優、シン・ハギュン。)
彼は、この作品の数年後、「神と共に 罪と罰」に本名で重要な役で出演することになる。
<2018年9月10日 劇場にて鑑賞>
もったいない
設定が面白そうなのに全然生かされてない。韓国で店を開くのが大変なのはわかるし、想定外のアルバイトの死もしょうがない気がする。その店で死亡者が出たりしたら、買い手はますますいなくなるため、隠蔽工作に出る店主のドゥシク。閑古鳥が鳴くほどの店だから、深夜には運転代行のバイトまでして頑張ってたのに、魔が差したのか・・・
密売のヤクを7号室に隠したバイトのテジョン。同じく、ドゥシクも死体を隠そうと7号室を利用する。このあたりの攻防がほとんど少なく、面白い設定を無駄にしているような気がする。ドゥシクが死体を姉夫婦が始めた店に隠したら、いきなり繁盛し始めたという描写。DVD店も若干客が増えたみたいだったし、朝鮮族のチョ店長が実は福の神だったという伏線ももっと生かしてもらいたかったなぁ。要は、ブラックコメディに徹するか、ハートフルコメディにするかという選択を誤った感じでした。
積み重なる不運
自業自得な部分も否めないけども、やっと抜け出せそう……というところから突き落とされるMAXな不運を見たい方にはおすすめです。
あと、主人公のスタイルがいい!
御年45とは思えない、しなやかさ!
細身のジャケットが似合う!
画面越しに伝わる苛々した空気……100分が2時間位に感じました。
笑っていいのかダメなのか。
店で事故で死んでしまった従業員を隠す店長と店に麻薬を隠したバイトのせめぎあいが面白い。
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でもその死んだ従業員が朝鮮族でめちゃくちゃ良い人だった的なエピソードがあるせいで振り切って笑えない。
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多分監督的には笑えるシーンにしたいんだろうところも、変に感動エピが入ってることでコメディなのか悲劇なのか。
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そして途中の刑事、銭形警部みたいな漫画のような格好してたのにガチ刑事だったとは(笑)ニセモノだと思ってたよ(笑).
わたしは好き
古びた店の雰囲気も町並みもなんか好き。
ストーリーも面白かったと思うし。
個人的にシン・ハギュン大好きだって事を差し引いても
やっぱり良いと思うんだけど。
何度かちらっと出てくる白わんちゃんが
とても良い味出してます。
あれはスピッツでしょうか。
可愛いです。ハギュとのツーショットは特に。
ただ、チョ部長だけはお気の毒さまでした。
来週また観に行く予定です。
ハラハラドキドキはするけれど…
ハラハラドキドキする映画だった。
しかし、ゆるくて甘いなぁと思うところも多々あったのが残念。
ビデオルームを経営する社長のドゥシク(シン・ハギュン)は、経営難のため、店舗を売り払い、人生をやり直そうと考えていた。
バイトのテジュン(D.O.)は、生活苦のため、金と引き換えに麻薬を一時的に預かり、社長に内緒で店の7号室に隠していた
ところが、店で不慮の事故が起き、7号室の扉に釘が打たれ、社長は何が起きたのか語らず、テジュンは隠した麻薬を取り出せなくなり…。
社長もテジュンも、互いに言えない秘密を抱え、その場しのぎでついた嘘が、どんどん事態を悪化させていくというドタバタコメディ。
その背景にあるのは、底辺で生きている貧しい人たちの、悪いことでもしなきゃ行きていけないという生活苦。
社長はキレイとは言えない古びた店を、なんとか表面的に取り繕って購入希望者をだまし、高い金をふっかけとて、売ろうとしてるし、
テジュンは、夢を持ちながらも多額の借金を抱え、しかし、バイト代は未払いのため、金のために、手っ取り早い裏稼業に手を出してしまう。
そのうち、お互いに「うまくやればバレない」と思ってやったことが、裏目、裏目に出てしまう。
そこから、彼らは心臓が飛び出るような思いを何度も経験しながら、真面目に働いて稼ごうと、これまでの考えを改めていく。
そこまでは、良いとして…。
その中で私が引っかかったのは「朝鮮族の新人」に対する扱いだった。
彼は、中国から夢を抱いて韓国にやってきたばかりの移民。
その彼に対する扱いを見ていると「彼に身寄りがなくてラッキー」と思っているように見えてしまう。
しかも、彼は悪さをしていたわけではなく、本当に純粋でいい子だった。
そんな彼に対する扱いが、あまりにも雑だったので、これでは
「韓国人は中国からきた朝鮮族のことなど誰も気にしていない。だから良いんだ」
と言っているように見えてしまう。
そこはナンセンスコメディのつもりかもしれないが、私は笑えなかった。
EXOが出ている映画で、その国際感覚はちょっとないんじゃないかと思ったし、社長が受けるべき報いのようなものも考えて欲しかった。
全体的には、ハラハラドキドキして楽しめる映画だっただけに、残念だった
もう少しがんばって欲しかった
ブラックコメディ
ええー!って思うところも少しありましたが。
演技上手な俳優さんがタッグを組んでいるため、主人公の人となりが良くわかり、なぜこんなことにー!が続いて行くストーリーに中盤から盛り上がりました。笑いもあり。
でも、後で思い起こすと、色々考える映画で。私はこの映画、リピしています。
がっかり。
後味が悪すぎ。
犠牲になっちゃう人が何一つうかばれない。死にゾン。人間のクズとかこうなって当然なキャラなら仕方ないけどただただ優しいだけの人がこうなってただそれだけなのはいかがなものかと。
こんな感じで全ての展開がゆるい。お笑いに徹すれば良かったのに。何をしたかったのやら。
本編が粗筋を超えられず。
二人の男と一つの部屋。
それぞれが見られたくない物を部屋に隠し、それを表に(内々に)出さなければならない状況に追い込まれた事から巻き起こる人間模様。
一見舞台的であり、100分という尺からクラシカルなコメディなのではないかという推察のもとに鑑賞した。何よりも粗筋を読んで期待値は上がる一方だったので、本編鑑賞後の期待はずれ感も大きなものとなってしまった。
個人的に、今作に於ける大事なポイントは二つ。
一つ目は、シチュエーションを出来るだけ早く整えること。二つ目は、二人の男のうちどちらかに観客を感情移入させること。正直、そのどちらも果たされぬままに作品が進んでしまった印象だった。
どちらの男にも感情移入出来ないまま、あの様な設定で物語が進んでしまうと、ただ二人の男が身勝手な理由で組んず解れつしているだけに映ってしまい、展開に対する期待値や興味の持続も産まれない。
個人的には、半ば観客を置きに行くくらいのスピード感で先ずシチュエーションだけ作ってしまい、状況が出来上がった事によって二人の人間性が表出してくるといった構成にした方が良いかと思った。
惜しかったのは店長のキャラクター。
もっと健気な人間として描き、やった事だけを見れば悪者だが何故だか応援したくなってしまうキャラクターとして描けていれば……。
ハリウッド
経営不振で店の権利を売ろうとしている個室DVD店で起こるドタバタ劇。
給料は2ヶ月未払いだし借金も抱えるバイトが、高額収入に惹かれて昔の仲間からドラッグを預かり客室には使用していない7号室に隠す。
そんな中昼間の新米バイトが雨漏りの清掃中に感電死し、権利売買の目処がつきそうな時に事故物件になるのを恐れて社長が死体を7号室に隠すというストーリー。
コメディー感のあるサスペンスにヒューマンドラマ少々というつくりで社長とバイトの駆け引きや隠蔽工作のドタバタ劇を面白おかしくみせていく。
韓国映画ならではの相変わらずの口や性格の悪さとか、何でも人のせいとか、警察の無能っプリありきだし、なかなか面白かったけど最後は中途半端で消化不良な感じ。
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