「タイトルなし(ネタバレ)」ジュリアン マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし(ネタバレ)
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題名は息子の名前だが、この父親が狂い出すのは娘への過度の躾(ドメスティックヴァイオレンス)。
しかし
母親も娘のボーイフレンドに余り良い印象を持っていない。背景にはこの父親との間違った出会いもあるのかも知られない。娘のはちゃんとした男を選んで貰いたいってね。
そんな感じで話しははじまる。
さぁ、どちらに問題が潜在するか?サスペンスだよ。
父親の動向で気になったのは
シートベルトのシーン
最初息子に「シーンペルト」と冷静に促し
次に息子がシートベルトをするのを見て自分もシートベルトする。そして、完全にシートベルトをするのを忘れる。
この映画は単純に男の暴力と、無責任に振る舞う娘のボーイフレンドにもスポットを当てているように感じた。
間がよく取れた落ち着いた映画だと思う。
ネタバレあり
最後のドアが閉まる場面。
警察と言うロゴマークの背中。
ドアに銃弾の跡。恐ろしいが、それ以上に微妙に感じた事は、民事介入する警察の姿。
映画はそれを考慮して、銃痕を残している。何も無ければ警察は介入出来ないからね。
ドメスティックバイオレンスは遺伝しないが、この父親のヴァイオレンスで少年にはトラウマが残り、父親と同じ様な事をする可能性は高い。充分なケアが必要だと思う。
ドメスティックヴァイオレンスは遺伝するものでは無い。
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