劇場公開日 2018年7月7日

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「【”不死鳥の如き美女の復讐。”今作は富豪の男の別荘に行った愛人が男の友人にレイプされ男により崖から突き落とされるも、不死鳥のように蘇り復讐を果たす物凄く痛そうな血塗れハラハラサスペンスである。】」REVENGE リベンジ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【”不死鳥の如き美女の復讐。”今作は富豪の男の別荘に行った愛人が男の友人にレイプされ男により崖から突き落とされるも、不死鳥のように蘇り復讐を果たす物凄く痛そうな血塗れハラハラサスペンスである。】

2025年5月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

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幸せ

ー 大変に分かり易い理由で観賞。で、思った事。
【コラリー・ファルジャ監督、初監督作品の今作で作風が出来上がっているじゃない!】ー

■美しい女性・ジェニファー(マチルダ・ルッツ)は大富豪のリチャード(ケヴィン・ヤンセンス)と不倫関係にあった。
 彼に誘われて砂漠地帯にある彼の瀟洒な別荘を訪れると、そこには彼の狩猟仲間の小男のスタン(ヴァンサン・コロンブ)とデブのディミトリ(ギヨーム・ブシェード)もいた。
 宴の最中に、ジェニファーはリチャードから激烈な麻薬を預かるも使わず。
 そして、翌朝、リチャードが出かけていて、ディミトリが二日酔いでプールに浮かんでいる中、スタンは美しいジェニファーをレイプし、男たちは口封じのために彼女を崖から突き落とす。
 だが、ジェニファーは地面に叩きつけられなかったが、枯れ木に串刺しになる。その姿を見た3人は一度引き返すが、ジェニファーは血を吐きながら蘇生するのであった。

◆感想<Caution!内容に触れています!>

・コラリー・ファルジャ監督お得意の(と言っても、昨晩新作の2作目を観ただけだが。)愚かしき男の描写が凄い。モノを食べる時の口の近接ショットなど、昨晩観た映画のシーンソックリである。

・蘇生したジェニファーが、枯れ木が腹に刺さったまま洞窟に逃げ込み、激烈な麻薬を口にし(痛み止め)、傍に在ったビールのスチール缶を伸ばしたモノを焚火の火で焙り、気を引き抜いた腹の穴を焼くシーン。物凄く痛そうだが、彼女の腹にはビールのロゴのフェニックスが刻印されるのである。

・ここからの、ジェニファーの復讐が、マア凄い。デブのディミトリをデカいナイフで目を突き刺して殺し、奪った銃でランクルに乗るスタンを追いかけ、給油中の彼を狙撃し、裸足で逃げる彼の足元に割ったガラス瓶を巻き、スタンがそのガラス片を足で踏むシーン。イタタタどころではない、痛そうなシーンである。
 で、スタンをアッサリとショットガンで射殺するのである。

■クライマックスは、当然リチャードへの復讐である。彼の瀟洒な別荘に乗り込み、ショットガンで腹を一発撃ち、血塗れになり逃げるリチャードを追うシーン。
 瀟洒な別荘の床や壁がドンドンと、血塗れになって行くのである。そして、リチャードを追い詰め、ショットガンで止めを刺すのである。いやあ、非情に爽快である。女性に酷すぎる事をした報いである。

<今作は富豪の男の別荘に行った愛人が男の友人にレイプされ男により崖から突き落とされるも、不死鳥のように蘇り復讐を果たす物凄く痛そうな血塗れハラハラサスペンスなのである。
 コラリー・ファルジャ監督の作風が、初監督作品の今作で作風が出来上がっている事にビックリした作品でもある。>

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