「3人の主人公」こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話 pen-natさんの映画レビュー(感想・評価)
3人の主人公
この映画は筋ジストロフィーを患った鹿野靖明氏の闘病記というよりは、鹿野氏とそのボランティアである安堂美咲(高畑充希)、田中久(三浦春馬)の3人の成長物語だと感じました。
笑ったり泣いたり、嘘をついたり嫉妬したりする、とても人間くさい3人が少しずつ成長していく様子は、見ていて普通に気持ちがいい。
「障害者とボランティア」「障害を持つ息子とその両親」「障害者と社会」…そういった障害者と様々な人との繋がりを、あまり重くなりすぎずに描ききって、私たちに「考えるきっかけ」を与えてくれる。
口コミで多くの人に広がればいいなと思える映画でした。
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