「生きようとする生命力には感服する」こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話 sallyさんの映画レビュー(感想・評価)
生きようとする生命力には感服する
本作品、お正月映画、映画のタイトル、ポスター、大泉洋主演と言う事で、コメディを連想されると思いますが、本作品、決してコメディではありません。
要所要所、ユーモアを交えた台詞やシーンはありますが、お正月映画だからと思い切り笑おうと思って見に行くと、ちょっと肩透かしになるかな・・・・
この映画、実際に居た障害者の方と、その障害者の方を囲うボランティアさん達のお話で、正直、最初は、主人公の障害者の振る舞い戸惑い、周りで活躍されているボランティアの方にも、疑問が生じるのですが、話が進むにつれ、戸惑いが消え、思った事もない感情が湧き上がってきました。
本作品、一言で言えば、生きる事のヒント、生き方についてヒントと言えばいいですかね。
助け合って生きて行く事は、人間にしか出来ない事、障害者の方や、五体満足な方でも、生きる事に悩んでいる方に見て貰いたい作品でした。
主人公の生きようとする生命力、エネルギーには、感服するし、自身が持つ力をまだまだ出していない自分が恥ずかしくなりました。「金八先生」に出ていた高畑充希さん、久しぶりに見たんですが、今時の子の自然な演技が大変に良かった。
私的には、萩原聖人のあのような演技や役柄って見た事なかったので、ある意味衝撃でした。
久しぶりに元気な姿を見た竜雷太さんこそゴリさん、本作品、観て良かったな、大変に素晴らしい作品でした。
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