劇場公開日 2018年11月30日

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「MS戦闘の描写だけは良い」機動戦士ガンダムNT DWK9さんの映画レビュー(感想・評価)

1.0MS戦闘の描写だけは良い

2019年6月27日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

寝られる

 宇宙世紀が好きなガンダムファンには苦行ではなかろうか。
 富野ガンダムはしばしばオカルトだと揶揄されますが、
私からすれば、UCやこのNTの方がよっぽどオカルトです。

 ファーストやゼータ、逆シャアには、
超常現象じみた描写こそありますが、
あくまでその世界での技術革新といった背景があります。
 それらには死者と対話するシーンもありますが、
ニュータイプという意識が拡大した人には、
「妄想・想像の世界で死者と会話する」と錯覚しているとも受け取れる演出を感じていました。

 しかし、UCやNTを観てみると、「死者とは会話ができるもの」
サイコフレームは時間すら超越し得るオーパーツとも受け取れる描写が目につきます。
UCのフルフロンタルに至っては、死者が乗り移っていたような描写すらあります。
これらの方がよほどオカルトじみています。

 MSの戦闘さえ観れれば十分といった、幼稚な大人向きの作品だと思います。

DWK9