「一組の夫婦と一軒の家をめぐるストーリー」A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー イズボペさんの映画レビュー(感想・評価)
一組の夫婦と一軒の家をめぐるストーリー
人は死んだらどうなるのか、誰もが一度は考えたことがあるはず。その問に対するひとつの考え方を描いた作品。
死を語ることは生を語ることだと思う。
地上の蔵のものは天上の蔵には持って行けない。せめて生きている間に感じた愛情や思い出を持って行けたら。そして、せめて誰か時々思いだしてくれたら。
大きな時間の流れの中で、ひとりの人生なんて束の間。死後の世界を考えることはどう生きるかを考えることだと感じた。
石の下のメモと、柱の隙間のメモにはなんて書いてあったのだろうか。
ゴーストのシーツの皺の表情に心が揺れた。
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