「長回しは幽霊のテンポ」A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー Sue Cat Boyさんの映画レビュー(感想・評価)
長回しは幽霊のテンポ
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幽霊視点で描かれる〜な前評判から気になり、
観に行ってきました。
主役の男性が事故で命を落としてしまうまで、
これは冒頭ですが、すでにその段階で長回しのシーンが多く、
当然ワザとだよなあ〜監督がこういう撮り方が好きってだけじゃないよなあ〜、、
とヤキモキするところではありましたが、
男性がそういうペースな性格でありそうな、
そして幽霊に時間の流れというものがあるのならば、
長くカメラを回して撮るのもわかる演出でした。
セリフがホントに少なく、このまま最小限のセリフで終わればそれはそれで新鮮に感じたところではありますが、、、
途中、舞台であるところの「家」のある時代において、
生命論〜宇宙論をまくし立てるハゲ頭のオッサンが登場し、
ちょいシラけちゃいました。
アレ、語らせたかったのか語りたかったのか、
「家」が立つ前〜「家」が壊され開発が進みビルが立ち〜
の描写を当てはめるための理屈をブチたかったんでしょうが、
オッサン1人に論じさせなくても別の演出があった気が。
残された妻が「家」を出る前に柱に挟んでいったメモ、
何が書いてあったかぐらい明かしてくれてもよさそうなもんだけど、、、
終始落ち着いた映像はとても好きでした。
向かいの「家」にいた花柄シーツの幽霊もツボでした。
その部分込みでのポイントです(ΦωΦ)/
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