劇場公開日 2019年4月19日

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幸福なラザロのレビュー・感想・評価

全71件中、41~60件目を表示

3.0ほっこりする話ではあるんだけれど

2019年5月8日
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ほっこりする話ではあるんだけれど、淡々とした内容だった。

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mango happy

3.5尊い、つらい

2019年5月8日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

幸せ

この少年の無垢なる心は救われるのか
現代に無垢なる心は必要なのか

見返りをもとめない生き方を、
前半/後半パートに分けてとんでもない仕掛けで描いた

主人公ラザロ役の演技がまたそれらを表現する上で完璧に機能していたことに驚く

行き過ぎた善人に対して、
僕らは果たしてどう振舞えるのか?
それを考えると震える。

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くくぼぼ

5.0とても面白かった

2019年5月7日
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鑑賞方法:映画館

こういうのをマジックリアリズム的というのか。特定の強烈なシーンがあったようにも思わないが、1日経っても見た感触がずっと頭に残っている。
主人公の身体のズングリして骨太なフォルムが、今どきの若い人にはいない感じで、イソップ童話かなにかから抜け出てきた様な佇まい。彼が色々な場所をただ黙々と歩き進んで行くシーンがやたらに多い。
前半の小作人貧乏暮らしや、後半も含めて、彼らの生活のディテールが迫真的に描写されるが、羨ましくなる要素など皆無なのに、何かとても豊かな感じがする。
賃下げオークションのシーン、こんな露骨なやり口が現実でも本当にあるのだろうか。考えると辛すぎる。

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どんぐり

2.5長かった

2019年5月7日
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鑑賞方法:映画館

難しい

他の方のレビューをある程度読んでから見に行くべきでした。
宗教的な物だったんですね。
確かにラザロは常に笑顔で幸福そうでしたが、今の時代のことがわからないずれてる人にしか感じられず、かわいそうになってしまいました。 ラストもいたたまれないです。

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DAI

4.0寓話的でありながらもリアル

2019年5月7日
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鑑賞方法:映画館

前半は、一体いつの時代だか混乱させられるも(「侯爵夫人」が出てくるのに手には携帯がある...)、それなりのリアリティがある。侯爵夫人に搾取される村人、そして村人たちに搾取されるラザロ。いつでもどこでも何度でも呼ばれるラザロ。軽い扱いのラザロ。閉塞した村。無知な村人。その中でも...無知と呼ぼうか無垢と呼ぼうか、ラザロには負がない。言われたことには素直に従い、そこに計算がない。
そこを侯爵夫人の息子タンクレディにある意味「利用」され、しかし彼らは束の間の友情を結ぶ。そしてそれがきっかけで村の実態が分かり(侯爵夫人に携帯の謎もここで解ける)、ラザロを残して村人は去る。
さて後半...これは極めて寓話性が強い。そもそも名が「ラザロ」なのが意味深なわけである。イエスの友人でイエスにより蘇ったラザロ。彼はその投影である事は疑いないだろう。狼(がイエスなのか...?)によって蘇ったラザロは、奇跡のように全く変わらぬまま、寒空を半袖で歩く。無垢なまま、無知なまま。
そして彼は大きく変わった世界、現実の暮らし、それを変えたりはしない。聖人はこの社会では異端であるという事を見せつけられる。鏡のようだ。彼は苛立ちや嘲りをぶつけられる。全てを疑わず立ち回った結果。ラスト直前の涙の意味は何だったのだろう。殆ど表情を変えることないラザロが流す涙は、現代社会への警鐘なのか、はたまた彼のような愚直で無垢な聖人としては生きられないという諦めのようなものなのか。分からない。難しい。しかし観入ってしまった。

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andhyphen

4.0美しい人

2019年5月7日
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鑑賞方法:映画館

知的

この無垢なる美しい人の物語はドストエフスキーの「白痴」を思い起こさせる。

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目黒の二郎

3.5辛かった。

2019年5月6日
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ラザロが善人すぎて…
観終わった後、自分も周りもすべて汚く見えて
生きるのが嫌になるくらい
ラザロがピカピカしてた。

2019.5現在で
今年一番観た後に暗くなった映画で、
色んな人がどう感じたか気になる映画でした。

まだ消化が追いつかない…

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nori

4.5目が

2019年5月6日
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鑑賞方法:映画館

62本目。
幸せの感じ方って人それぞれだけど、楽しては生きられない。
楽してないから、幸せなのかな。
最後、切なかったけどね。
ラザロの目が印象的。

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ひで

3.5☆☆☆★★ 狼のキスによりラザロは、現代社会に昔の姿そのままに蘇る...

2019年5月5日
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松井の天井直撃ホームラン

4.5もっと、多くの劇場で!

2019年5月5日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

 漫画原作で子供向けの正視に堪えない日本映画が跋扈する中、この映画は大人の鑑賞に堪えうるなかなかの作品となっています。ワーグナーの楽劇「パルジファル」やブレッソンの「バルタザールどこへ行く」にも通じる作品です。☆を半分、減らしたのは、一見したところでは、目覚めた後のラザロの体を流れる時間経過が判然としなかったからです。大人になったかつての子供が同一人物であるとは即時には見抜けないでしょう。もう一工夫あれば、☆五つであったのですが・・・。なんだか、惜しいですね。
 この監督はベルトルッチ、オルミの亡き後、イタリア映画界を牽引していく監督になるでしょう。この作品にも、家族や宗教を大切にするイタリア映画の伝統が脈々と流れています。
 ひとつ不満があります。この映画が現在、札幌、東京、横浜、名古屋、大阪の大都市圏の小さな劇場でしか鑑賞できないということです。この映画は間違いなく今年公開される映画の中で象徴的な一本となる筈です。配給会社に強く要求します。公開する映画館を全国的に増やしてください。
 一人でも多くの人に観てもらいたい映画です。

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bashiba

4.5【無私の姿勢を自覚なく貫く主人公の時空を超えた生き様を尊く描く秀作】

2019年5月4日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

主人公、ラザロの透き通るような、端正で無垢な顔が忘れられない。

小作農を違法に搾取していた伯爵夫人の放蕩息子にも、貧しい村人達にも軽んじられながらも、優しい表情を浮かべながら懸命に働くラザロ。

ある出来事が起こり、目覚めたラザロが目にした風景は・・。
狼が象徴するものは何か?貧しい田舎暮らしと現代の暮らしと何が違うのか?

様々な事を私たちに問いかけてくる。滋味深いイタリア映画である。

堪能した。

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NOBU

5.0ここにずっと

2019年5月3日
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この映画の中にずっと佇んでいたいと思った。
間違いなく今年のベストです。

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はだ

5.0ラザロ

2019年5月3日
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ラザロはあなたの側にいる。
あなたがそれ以上の欲を欲しなければ。
今ある幸せに、今ある刹那に感謝すべきなのだ。
それ以上を求めるから、不幸になる。
人を騙し、人を見下し、人を嫌悪する。

ラストのシーン。
ラザロは闘う。世俗の欲に立ち向かう。
狼は何を思う。狼はラザロ?

私は呼びかける。自身の心に。
「ラザロ」と。

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ロベスピエール

3.5寓話ですね

2019年5月2日
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画面の隅にフィルム映写機の丸い枠があって、まったく古い時代の話かと思うとそんなこともなく、金髪兄ちゃんと携帯が出てきておやっとなる。そしてこの人々が騙され囚われていたということがわかるあたりでラザロがいなくなり…
目覚めてみるとみんな村からいなくなっていて、、というんだけどラザロがそのまんまなので村人や公爵家の人々が突然歳をとってるので、こちらがキョトンとなる。新しい発想の展開案を見た気がします。

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ONI

5.0宗教画の歴史に刻まれる映画

2019年4月30日
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宗教映画です。モチーフにしたと言うより、完全に聖書の内容そのものを扱っていると感じました。
教会の確立以来、印象派が現れるまで宗教画は常に絵画の中心でありました。(今も重要なテーマです)その宗教画の歴史に連なる内容だと感じます。

礼拝に来た信者に畏敬の念を抱かせ、聖書の内容を啓蒙し、警告する。それが私の把握している宗教画の役割です。この映画はまさにその役割を果たしていると感じました。
重要なのは その役割 宗教画としての性質を、隠さずに堂々と描いていることだと思います。

聖書の言うところのさいわいで、神の天国を約束されたものであるラザロ。彼を神の愛する子、心にかなうものと捉えてこの映画は作られていると思います。その様々な演出で、聖書の内容を計り知ることができます。

映像も独特で演技も素晴らしかったです。

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Rewind That

3.0人とは

2019年4月30日
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人は無欲無私な聖人ラザロのように
与えることだけでは生きていかれないので
搾取したりされたりになる。
知りながら搾取することもあれば
知らないところで搾取していることもあり得る。

真面目に悪いこともせずに
生きてきたつもりでも、
社会の歯車の中、大勢で
知らずに人を傷つけていることもある。

聖人であるラザロが訪れた教会では
教会関係者や富める者だけが
神の側にいる特権を主張する。

強盗や詐欺をはたらき
社会にとって極悪非道な生き方をしている人たちだけが
行き場のないラザロを助ける。
そして、ラザロの純粋さに触れて
悪事を恥じたり真面目に働いたりしようとする心が芽生える。

人は美しい心も持つが
誰でも罪深い存在なのだということを忘れず
人にも与え
人も許し
謙虚に生きていかなければならないと思った。

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アツコ

0.5時代錯誤も甚だしい下らない

2019年4月30日
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カールのおっちゃん

4.0無垢な魂に幸いを

2019年4月29日
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人に寄り添うラザロ。無私で知足の人だ。
恐れもない。
暑さや寒さも大丈夫そう?
彼は何だろう?

新約聖書のラザロは、墓から蘇った人だ。
私たちはラザロの奇蹟をうけとれるのだろうか?

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Momoko

3.0風刺がきいた大人向けの童話

2019年4月28日
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ほのぼの映画だと思って見始めたら、全然違って辛口でした。

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zita

3.0ラザロさんって誰?

2019年4月28日
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知的

難しい

寝られる

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突貫小僧