「黒人監督しか作れない映画」ブラック・クランズマン ジョニーデブさんの映画レビュー(感想・評価)
黒人監督しか作れない映画
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スパイク・リー監督なので、もうちょっと捻りがあったり、どんでん返しがあるかと期待していたのですが、意外に素直な展開でしたね。
特にKKKの集会で刑事だとバレてしまうのが、集会の参加者の中の一人が刑務所にいた時に彼の顔を覚えていたというくだりはややありきたりすぎるかな。
全体として人種差別を扱ったシリアスな内容ですが、時々会話の中にちりばめたジョークが面白いところ。ただ、アメリカ人以外の多くの人にはそのジョークの本当のおかしさが良くわからないのが残念ですね。例えば、黒人が話す英語と白人が話す英語の違いとか。
邦題に異議あり。アメリカ人ならすぐ意味がわかるでしょうが、私のような日本人にはさっぱりわかりません。直訳すればたぶん「黒人のKKK員」なのでしょうね。私がタイトルをつけるとすれば、「KKKに志願した黒人」かな。
主人公が上官に「国民はデューク(KKKのリーダー)みたいな奴を大統領なんかに選びませんよ」と言ったことに、「君は黒人なのに楽観的だな」と返される。デュークとトランプ大統領が重なって見えてしまうには私だけ?
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