劇場公開日 2019年3月22日

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「我が国は」ブラック・クランズマン ミカさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0我が国は

2019年11月17日
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鑑賞方法:VOD

知的

アメリカ国民はトランプを大統領に選んでしまいましたが、当然それに反発する国民もかなりいて、今作の様な作品が出てきたり、デモを起こしたり、そういう所がいつも凄いと思います。日本と違って、表現者が社会の問題をやんわりとソフトに誤魔化すのではなく、ストレートに批判をするんですよね。そういう意味で、『グリーンブック』の受賞が決まった時にスパイク・リーが席を立ったのも頷けました。我が国は『ブラック・クランズマン』どころか『グリーン・ブック』の様な商業作品も作れないのか、なんてふたつの作品と日本を比較して悲しくなってしまいます。

作品は70年代の雰囲気が良く出ていて、音楽も怒りの描写もかっこよかったです。映画界も多分に漏れず、アフリカ系の監督が少ないですが、やっぱりブラックカルチャーものをアフリカ系の監督が作ると、作品全体のリズム感が違うなあと思いました。

ミカ