「皮肉炸裂」ブラック・クランズマン 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
皮肉炸裂
KKKにアメリカファーストと言わせる辺り、
スパイク・リー節が効きまくっていた。
単に黒人が白人のふりをしてKKKに潜入する
と言う話だけではなく、
現実の問題ともリンクして
誰に向けての皮肉か言わずもがな、
KKKをおちょくる展開は
とても気持ち良かった。
エンタテインメントと言う点からは、
もう少しピンチな場面があっても
良かったんじゃないかと思うけど、
お前らがいくら正論ぶって脅しかけても、
馬鹿じゃないの?とマウントを取る事が目的の
ような気もするし、これで良かったのかなとも思う。
日本人からはKKKなんて昔の話でしょ?
今と結びつく事なんてないでしょ?と思ってたけど、
アメリカファーストの台詞の件から、
あぁ、これは今も続いてる問題なんだなと
スパイク・リーの手法にも驚いたけど、
自由の国のアメリカの履き違えた自由にも
驚かされました。
エンディングも強烈でした。
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