「Wake Up! 国民よ!目を覚ませ!」ブラック・クランズマン 野々原 ポコタさんの映画レビュー(感想・評価)
Wake Up! 国民よ!目を覚ませ!
クリックして本文を読む
スパイク・リー 監督のクリエイター気質と
作家性をもって提示された強烈な社会風刺作品!
〈ユナイテッド・ステーツ〉たる
《アメリカ》の辿ってきた歴史…
独立宣言以降でいうのなら、実は意外と歴史の浅い国…
『風と共に去りぬ』、『国民の創生』
といった作品を引き合いに、ある種のカリカチュア?
誇張気味な風刺を重ねて差別する側、される側といった
問題だけを語るのではなく、その歴史の延線の
《今、現在のアメリカ》の現状を突き付けた
実写ドキュメントを最後に付け加えたところに
スパイク・リー 監督が、いや、ひとりの人間として
【人民の、人民による、人民のための “ リコール ” 】を
声高々に演説していたように見えた!聞こえた!
どうしても既観の『グリーンブック』と
公開時期も近く、同じテーマを扱っていると思って
視聴に望んだ本作『ブラック・クランズマン』
なんとも毛色の違う両作!でも、どっちも好きよ!
2019/04/15 劇場にて鑑賞
コメントする