「政治的すぎるかな」ブラック・クランズマン トコマトマトさんの映画レビュー(感想・評価)
政治的すぎるかな
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「ドゥ・ザ・ライト・シング」「ジャングル・フィーバー」を見て、ガツンという思いを抱いたのも、もう30年近く前なんだ。
その後、コンスタントに映画を撮ってはいるリー監督だが、今ひとつ話題になってなかった印象。
その中で、本作は注目度、評価も高い。
反トランプという視点から見れば、「いい映画」であり、世界に訴える作品だろう。
ただ、終盤で1970年代の米国から変わることのない、21世紀の現実を突きつけるニュース映像を織り込んでの説明は、やや行き過ぎの感あり。
40-50年前の話でまとめ、「現実」を考えさせるほうが、いいんじゃないだろうか。
オスカー作品賞に輝いた「グリーン・ブック」のほうが、声高に叫ばないところが返って、見る物の琴線に触れたと思うよ。
ま、良くいえば、リー監督は頑固一徹に反白人の姿勢なんだろうね。
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