「極めて政治的ムービー」ブラック・クランズマン 散歩男さんの映画レビュー(感想・評価)
極めて政治的ムービー
スパイク・リーは常に戦闘体制にある監督だ。それは今作でも変わらない。観客に「他人事じゃないぞ!」と突きつけてくる極めて政治的な映画。しかし年齢を重ねてその手法に練りが加わった印象。
白人に化けた黒人にも、ユダヤ人にも自らヘイトを言わせるその描き方。だが主人公は極めてフラットなスタンス。オスカーゲットはその手腕の熟練っぷりに与えられたような気がする。
現在の日本人も見る必要ある映画だ。
しかし全面的に絶賛とまではいかないかな。アジテート映画としては最高峰だが、映画的なスリルは平均的だったように思えた。
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