「笑えるユーモアと笑えない現実」ブラック・クランズマン コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
笑えるユーモアと笑えない現実
英字原題に「Kを3つ」並べているのが秀逸。
黒人刑事がKKKに潜入捜査した実話を元に作られた、明確な人種差別抗議、反トランプ映画。
めちゃくちゃ面白くて、声を出して笑ってしまいました。
差別主義者の知恵の足りなさが素晴らしい。
白人至上主義者の「アウシュビッツは捏造」発言で、映画『否定と肯定』と、某美容整形外科クリニック院長を思い出したりして。
乾杯の発声が「アメリカ・ファースト」など、皮肉たっぷりなブラックユーモアに満たされていました。
そして、映画の締めは笑えない恐怖の現実。
お見事でした。
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