劇場公開日 2019年2月1日

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バーニング 劇場版のレビュー・感想・評価

3.778
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4.5霧の中、夕焼けの中、おぼろげな現実に手を伸ばす。

2019年1月31日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

知的

難しい

イ・チャンドン監督の8年ぶりとなる新作は、日本では先にNHKで95分版が放送されるなど、実に不可思議な公開方式となった。村上春樹の短編小説を読むと、どちらかというとNHK版の方が原作のニュアンスに近いかなと思う。対する148分の劇場版はそこから完全にイ・チャンドン世界に振り切れてしまった印象だ。忽然と姿を消した「彼女」と同様、この消えた(編集削除された)「50分」もまた、二つの兄弟のごとき作品の間に漂う浮遊物のように思えてならない。

ともあれ、村上が著した頃と時代が一回りして、本作には逆に現代社会を鋭く突き刺したような生々しさが充満する。例えば、存在と不在。ネット世界では本当に実在するかなどもはや問題ではない。創作という行為もこれとよく似ている。イ監督はこれらを否定も肯定もせず、霧の中で手を伸ばすかのように世界を泳ぐ。我々も泳ぐように映画に触れる。とても刺激的なひとときがそこにはあった。

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ぐうたら

4.53人の配役が絶妙。 ベンの胡散臭さは異常。笑 映像が本当に美しくて...

tamaさん
2019年12月3日
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tama

4.0韓国の今?

ツバキさん
2019年11月27日
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唯一無二のマイルスの名曲に負けない映像を創れるのが、すごい。

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ツバキ

3.0イ・チャンドン監督の解釈を受容すると楽しい

isukeeさん
2019年11月18日
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鑑賞方法:VOD

原作「納屋を焼く」では核心は描写されずにその解釈は読者に委ねていたから、
イ・チャンドン監督がどう解釈してどんな結実を提示するのか興味があった。

原作に無いあのラストに対しては、
違和感と納得感が入り混じった矛盾するような感想に至った。

原作読了した時の自分の感想との差分から「えっ!そうじゃないでしょ!」という違和感、
一方で、映画化すると、結局なに?っていう未消化を残さないように、
こういうラストが妥当かなっていう納得感

ジョンス・ヘミ・ベン3者の描き方や伏線もあのラストに至るために構成されていたし、
ミステリー映画としてよくできてて
長尺作品だけど最後までダレることなく楽しめた

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isukee

3.0しんどい映画

2019年9月15日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

原作小説未読、NHK版未見。
観ている間も、観終わった後もしんどい映画。
観ている間は約2時間30分の長尺な物語なので物理的にしんどいし、観終わったあとはラストシーンをどう解釈すればいいか頭の中がグルグルしてしんどいw

映像は美しかった。

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青空ぷらす

3.0金持ちと貧乏人の対比

2019年8月31日
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空港に迎えに行ったシーンは複雑。好きな女を迎えに行ったら知らない男と一緒だから。どうしていいか分からなかったと思う。その後もずっと三人一緒に行動を共にする。好きな女をとられ未練たらしく行動を共にする主人公がもどかしい。プライドはないのかと複雑な気持ちになる。金持ち男の貧乏人を前にしたなんともいえない態度がかんに触る。女をもてあそぴ表面的には好意を見せているが本質的には見下しているのが薄々伝わる。あの余裕しゃくしゃくな表情から読み取れる。最後のシーンで殺されたときはなんだか救われた気になった。自業自得。

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お前の頭はただの飾りか

3.5難しいと思うのではなく、難しい事を忘れればいい

近大さん
2019年8月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

難しい

村上春樹×イ・チャンドン。
これだけでも平凡な作品でない事は分かる。
不穏で、濃密で、難解。主人公の如く、まるで出口の無い迷宮をさ迷い続けるかのように。

舞台を現代韓国に変え、短編小説を2時間半の長尺に膨らますなど大胆翻案。
軸となる話だけを要約すると…
バイトで生計を立てる作家志望のジョンス。ある日幼馴染みのヘミと再会、アフリカ旅行をする彼女から飼い猫の世話を頼まれる。やがて帰国、謎めいた男ベンと共に。それなりに3人で仲良くやっていたが、突然ヘミが失踪。ジョンスはベンに疑いの目を向ける…。

あらすじだけ聞くとサスペンス/ミステリー的だが、かと言ってそれがメインではない。
それらタッチの重厚な人間ドラマで、とにかく本作、謎や不可解、暗示めいた描写などが複雑に交錯する。

改めて思うと、最初の“再会”も偶然か、それとも?…とさえ思ってくる。
蜜柑を食べるパントマイムをするヘミ。「そこに蜜柑があると思うのではなく、蜜柑が無い事を忘れればいい」…という、分かるような分からないようなこの台詞は、あたかも本作を表しているかのよう。
例えば、世話を頼まれたヘミの飼い猫。確かに居るのは居るようだが、一度も姿を見せない。
また、ヘミが語る井戸に落ちた過去。が、昔の知人に訪ねると、そんな井戸など無いとの声、声、声…。
嘘か思い違いか、忘れているだけか…?
考えれば考えるほど分からなくなってくる。

ベン。この男も何者なのか…?
ヘミ曰く、“アフリカで知り合った戦友”らしいのだが、詳しいキャラ背景は描かれない。ヘミとは恋人同士のように見えなくもないが、付き合ってる感じは無い。
イケメンで、高級車に乗り、パスタを食べワインを飲み大麻を吸う。時折パーティーなんか開き、まだ若いのに何をやって成功したのか分からない金持ち。ジョンスは“ギャツビー”と例える。
ニヒルな感じでもあり、好青年でもあるミステリアスな男だが、最大の謎発言は、「ビニールハウスを燃やす」。
2ヶ月に一度ほどビニールハウスを燃やす趣味(?)があり、彼に言わせれば、ビニールハウスが自分に燃やされるのを待っているんだとか。犯罪行為だが、警察は無関心と自信気。
この発言って、別の意味にも取れる。つまり…。
と言う事は、やはりベンはヘミの失踪に何かしら関与しているのか…?
それを匂わす描写や証拠も…。
しかし、決定打は無い。本当にただビニールハウスを燃やす趣味がある不可解な男かもしれないし、そうでないかもしれないし…。
またもや考えれば考えるほど分からなくなってくる。

謎とキャラの濃い二人に翻弄されているように見えて、実はジョンスのキャラは奥深い。
バイトで生計を立てる、最下層。韓国の格差社会。
夢はあるが、漠然としている。若者の閉塞感。
自分と同年代ながら何もかも恵まれたベンへのジェラシー。ヘミへの恋慕も加わる。
生い立ちは複雑。母は家を出(中盤で金の無心に現れる)、父は裁判の身。感情の激しい性格で、それは息子ジョンスへも。それを窺えるジョンスのラストの行動。
また、ジョンスの暮らす田舎は北朝鮮との国境に近い。
原作は日本の小説でありながら、違和感なく韓国映画になっている。
脚色力とイ・チャンドン監督の演出力に尽きる。

ジョンス役、ユ・アインが垢抜けない青年の彷徨と焦燥を体現。
ベン役、スティーヴン・ユァンの存在感は特筆。
ヘミ役、新人チョン・ジョンソの時に大胆で自由奔放な魅力。セミヌード姿で夕陽を浴びながら踊るシーンの何と美しい事!

万人に受けるタイプの作品ではない。
自分も所々分からなかったり、睡魔に襲われたりつつ、何とか答えの無い出口へ。
気が付けば、村上春樹×イ・チャンドンの世界に誘われていた。

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近大

3.5全ては存在しているのか?

2019年8月20日
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鑑賞方法:DVD/BD

とても良かった。

ヘミのパントマイムのミカンの話がフックになって、
あると思うのではなく、ない事を忘れる事。

という言葉がずっと引っかかって、
ヘミの存在すらも疑いだす始末。

話が進んで行くにつれ、
ドンドン何が存在して何が存在しないのか
頭かぐちゃぐちゃになった。

主人公のボケ〜っとした顔とダラダラした歩き方も
こいつ夢でも見てんの?と物語の怪しさを増した。

前半は主人公の純朴さを見せて、
ベンを通してどんどん存在がちっぽけになって、
ヘミとの距離も遠くなって、
思いも伝えれず情けなくなって、
何故か19、20歳の何者でもなかった
自分を思い出した。

後半のビニールハウスから一気に物語が怪しくなって、
「煙となって消えた」という発言から嘘だろ?
と思ったけど、
あそこからのヘミの事を思うと、とても辛い。
ヘミは何を思ったのだろうか?

140分の長尺の決して派手でない物語を飽きさせずに
見れたのは、ベンの存在感だと思う。
何故か金持ち。気持ちに余裕があって、
なんか嘘くさく怪しい。
嫌ぁな感じが物凄く出てた。

ラストもボンヤリ終わるのではなく、
結末までしっかり見せてくれたのは良かった。

彼女の思い出でオナる感じもとても村上春樹感が
出てた。

主人公の喪失感よりもヘミの気持ちを思うと悲しい。

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奥嶋ひろまさ

5.0美しい。

ra1k1ch1さん
2019年8月2日
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自分は誰に幸せを感じるか。

国は違っても、感じ方は同じなのかなと思いました。
立派なマンションのお洒落なお部屋も幸せで美しいけど、自然に囲まれて、毎日お日様と共に生きられる世界も幸せで美しい。

愚かさ、儚さ。人間は弱いもんだなーと思う作品です。

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ra1k1ch1

0.5不条理な世界

2019年7月7日
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ユアいんの演技に惹き付けられるので見てしまったけど、原作しかり、内容は全く違って、一応筋道はある本作しかり、話の流れというものがわからない物語を描く人々はきっと自分もこのような世界に憧れているのかなと勝手に解釈。ないものやあるものに惑わされて、我々は揺れて生きているということを少しだけ考えたけど、やはり気持ちの悪さが際立っていて、わざわざ時間をさいて、吐き気をもよおしながら見るのは違うなと思った。

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マッターホルン2

4.5村上作品を韓国映画の熱量で新たな視点で昇華させた秀作

NOBUさん
2019年6月27日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

学生時代に読んだ短編、「納屋を焼く」のストーリーを長尺を感じさせない展開と独自の解釈による衝撃のラストを観た際に、この作品を韓国で映画化してくれたことに有難さを覚えた。

<2019年2月16日 今は閉館した半田コロナシネマワールドで鑑賞。良作をきちんとセカンド上映で掛けてくれた良い映画館であったなあ。(詠嘆)>

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NOBU

3.5いくつか傑出したシーンはあるものの・・・

2019年5月31日
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りゃんひさ

2.5これは俺にはダメだったよ

CBさん
2019年5月30日
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鑑賞方法:映画館

これは俺にはダメだったよ。
「ラブレス」以来のほっとかれ感。思わせぶり映画を撮るなら、誰かがいなくなり、その理由も行く末も明かさずに終われば、一丁上がりって感じだ。

この監督には、「オアシス」「ペパーミントキャンディ」のレビューで、「悲劇の名手。俺に『ロミオとジュリエット』は当時こんな感じで大ウケしたのだろうなあ」と絶賛した。
この映画もまさに引き裂かれる悲劇だけれど、これはダメだよ。救いがないよ。
井戸はあったし、二人の繋がりは本物だよ。でも、こんな引き裂かれ方はダメだ。本当にダメ。

ハルキストじゃないから余計わからないのだろうか?俺は、ハルキは「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」だけでいいや。

ヒロインはきわめて魅力的。男性二人の抑えた演技は見事。このあたりは、さすが。

ーーーーーー
あまりに突き放されたから、みんなのレビューを読んできたよ。

なるほど。「ヘミは本当に実在したのか」か。最初から噛み合わなかったのは、俺でも感じていた。「村上作品では、井戸は、よく現実世界と心の出入り口として使われる」も「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」で出てくるので、よく知っている。

なるほど、そう考えると「井戸から見上げたらジョンスが見ていた」というヘミのセリフは、まさに現実側と心の側っていうようにもとれるな。

みんな、すごいな。でも、そうだったとして、いったいどこから本物? ヘミは実在? ジョンスは? この世界を作り上げているのは、いったい誰の心なのか。ジョンスなのか、ヘミなのか。それともまさか、ベン…? 裕福だが何かぽっかり穴が空いているような心。ジョンスとヘミのような心の底での繋がりには懐疑的だが、本当は憧れているので、それを壊す想像を… いや、さすがに考え過ぎの無理スジだね。

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CB

5.0日本人にこの感覚はあるのか

polllokさん
2019年5月8日
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鑑賞方法:映画館

興奮

とにかく圧倒された…うますぎる。

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polllok

3.0終始眠い水彩映画なのに最後突然主線黒マーカー100pxバケツ塗り

さん
2019年4月27日
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まじで眠かったがこういう眠い映画なんだな…と思って頑張って寝ないで観てたらラストで突然名探偵コナンのワンシーンみたいになった

予備知識まじのゼロで「なんだこのクソイケメン 村上春樹の小説に出てくる男かよ…」「韓国映画にしてはハイソハエティ文化に精通してんじゃんかよ…」「韓国映画にしては印象的な台詞回しじゃんかよ…(とくにミカンのくだり)」とか思っていたらほんとに村上春樹の原作でウケた
サスペンスだ という事前知識だけあったからサスペンスなのか〜と思ってぼんやりと深読みもしつつ観たけど 分かりやすいサスペンスフルな出来事は現実にはなにもなくキモオタコミュ障童貞主人公の妄執がホラーで一人で頭の中が世界多発テロレインボーブリッジ大封鎖どったんばったん大騒ぎって話(現実に起こった悲劇 せいぜいが主人公の失恋)

話自体もラストも別に悪くないと思うんだけど せっかく途中まで意味深なカメラワーク答えのなさそうな展開続けておいて最後バーン!て余韻もクソもなくあーこうなったんだ(完)って終わってもったいないんだよな〜この結末にするなら冒頭にラストシーンやったりしたら面白いんだけどな こういう話はアンチクライマックスに終わらないと

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の

5.0美しい映画

ドビーさん
2019年4月17日
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映像作家という監督が何人いるだろうか??

イチャンドンは間違いなく数少ないそれである。

映画とは物語の前に映像である。
光と影の表現である。

オアシスで木の陰に怯えた男の子を初めてみた時から私の中で映像作家というとイチャンドンだった。

イチャンドンという天才の最高の映像という映画を見れてよかった。
ありがとう。

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ドビー

4.5可能性を感じる興業の形

2019年4月10日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

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いぱねま

3.0薄暮の3人のくだりは、とてもとても美しかった。

2019年3月25日
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鑑賞方法:映画館

薄暮の3人のくだりは、とてもとても美しかった。

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kazuyukichatani

5.0衝撃的

jijiさん
2019年3月21日
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韓国の巨匠イ・チャンドン8年ぶりの新作は衝撃的な傑作だった。
なんというか、見終わったあと言葉を失った。
カンヌがざわめいたのもよく分かる。
何度でも見たい。

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jiji

4.0バーニング劇場版 を観た後 ずっと、頭からモヤモヤが離れなかったけ...

2019年3月18日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

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キューちゃん!
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