「女に殺されたら天国に行けない」バハールの涙 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
女に殺されたら天国に行けない
女性武装部隊を描いた珍しい戦争映画。とにかくISは悪くてアメリカは味方だというメッセージがいまいち気に入らない部分ではあったけど、夫を失い戦い続ける姿には共感できる。一夜にして7000人の女・子供が連れ去られ、半数は逃げ出したものの、残りは性奴隷とされてしまうとか・・・
どこまでが事実に近いのかもわかりませんが、あってもおかしくない設定。中東やアフリカなんてのは子供が銃を訓練する映像もあるんだし、愛する者を奪われたらそうするしか生きる道がないことも理解できる。
バハールと仲間たちは勇ましい姿で銃を放つが、一方フランス人記者のマチルドは絶対に銃を手にしないという記者魂に溢れる姿を描いていた。真実を世に伝えることが使命だとし、同じく戦場カメラマンだった夫も亡くし、自らは被弾によって左目を失っている。それでも戦場に立って、彼女たちを撮り続けるマチルド。どちらかと言うと、このマチルドの信念の方が好きだったりする・・・
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