「やられた」愛唄 約束のナクヒト META坊さんの映画レビュー(感想・評価)
やられた
お涙頂戴映画にまんまとやられました。
いやぁ泣いた。
涙腺崩壊とか、号泣などという言葉は、安易に使いたくないが、ボロボロ泣いた。
涙ばかりか鼻水も垂れてくる。
周りの迷惑になるので、啜り上げることも出来ず、ほんと困った。
この手の作品にはめっぽう弱いなオレw
決して泣ける映画=良い映画ではない。
ちょっと都合が良過ぎる設定もあるし、いくらなんでも無茶だろって思えるシーンもある。
『世界の中心で‥』を思い出させるシーンもある。
でも、泣けて仕方がない。
親なら誰だって我が子には、1日でも長く生きて欲しいと思う。
その一方で、残された時間を悔いのないよう、精一杯やりたいことをさせてあげたいとも思う。
ストーリー自体はありがちで、意表をつく展開も無ければ、特に目新しさもない。
それでも、無理矢理泣かせようとしていない、自然な演出に好感が持てるし、脚本が良いのだろう、友達で元バンドマンの龍也をはじめ、台詞の一つひとつがなかなか憎い。
良いところを突いてくる。
ただ、その龍也がラストに、凪の詞に曲を付けて歌うわけだが、良いシーンの割には歌唱力不足が残念過ぎる。
先日『デイアンドナイト』で初めて観た清原伽耶だが、やはりこの子はいいね。
演技に気負ったところがなく、とても自然に役になりきっている。
これからが楽しみな女優さんだ。
鑑賞希望の方は、ハンカチとティッシュ持参を推奨します。
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