ビリーブ 未来への大逆転のレビュー・感想・評価
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全体的な話の内容もよかったけど、個人的に夫との協力や子供との関わり...
全体的な話の内容もよかったけど、個人的に夫との協力や子供との関わりなどが理想的でよかった。
春にやる気が湧いてくる映画
ルースになった感じで最後まで頑張って観てしまった。彼女も勿論素晴らしいけど旦那様が頭も良く包容力もありサポートしてくれて完璧。彼がいなければ彼女もあんなに頑張れなかったと思う。
人権問題とは別に家族の大切さをも教えてくれた実話。素晴らしい✨
ロジカルにわかりやすく話が展開していく。共感する事が多く、気待ちの...
ロジカルにわかりやすく話が展開していく。共感する事が多く、気待ちの良いエンディングだった。毅然とした意志の強さを表すフェリシティの表情が好き。そしてあんなにイケメンでクールなパートナーが応援してくれたらなんでも乗り越えられそう。これから100年後の世界の価値観は果たしてどうなっているのだろう、、。
自由の国アメリカでも男女差別があったとは…❗
星🌟🌟🌟 ちょっと難しい作品かな?と思ったのですが意外と法律に詳しくない私でも楽しめました❗でもストーリーは真実だけあって地味でした❗でも退屈しなかったのは脚本の良さと主役のフェリシティー・ジョーンズと夫役のアーミー・ハマーを始め出てる役者がみんな上手かったから❗地味な割には面白かったです❗アメリカでもつい最近まで男女差別があったなんて意外でした❗ラストの裁判のシーンは見物でした❗良かったです❗
間違っていることと戦う勇気
まだまだ男女の性差別が当たり前の時代だった1970年に、アメリカ史上初の男女平等裁判に挑んだ女性弁護士の実話。
2010年代後半、この時代だからこそ作られ、観て意義のある作品だったと思いました。
「前例に倣う」「今までそうだった」は思考停止でしかありません。
法の制定と運用は「どんな未来を次代の子どもたちに与えられるか」であるのが理想。
「今の法は今の時代に合わず、現在の権力者に都合のいいだけの、形骸化したものではないか?」
「法は完成しない。常に時代と共に変わっていく」
「次の時代にどんな贈り物をしたらいいのか」
「我々が、新しい世代の可能性を奪ってはいけない」
という視点が大事だと思わせてくれました。
また、間違っていると思ったら、どんなに困難でも諦めずに戦うという決意の尊さも。
今では当たり前に思われている性差や人種の公平は、問題意識を持ち、こうあって欲しい未来を夢に描いて、先人が血を吐く思いで一つ一つ勝ち取って来たものであると再認識し、ありがたみも味わいました。
リアル逆転裁判~勇気をもらえる!
これが実話なら驚きの結末だ!
この逆転劇には「奇跡の」という言葉が冠されても文句はない。
世の中には「奇跡」という言葉はありふれて使われているが、ヒロインのルース・ギンズバーグが起こしたこともその類いに入る。
さて、法廷に「心」「信じる」「奇跡」といった言葉が通じるだろうか。
普通は通じないだろう。
現実は厳しい。
100年も前から変えることのできなかった、性差別の法律の数々が劇中に圧倒的不利な風を吹かせる。
けれども、歴史はいつも信念を貫き通した者だけに道を拓いてきた。
この実話もまたそうした実例の1つだろう。
勇気をもらえる作品とは、このような不可能を可能にした実例だ。
自分の人生において立ちはだかる不可能を盾に、引き返すことを勧める周りの声に一言こうだ。
「ビリーブっていう映画を観たかい?これが不可能を可能に変えた判例さ。」
ってね。
【アメリカ映画界の現政権に対する批判的な思いが込められた映画。制作陣の映画人としての気骨が垣間見える作品でもある。】
ー現アメリカ大統領のレイシスト発言が加速する中、様々な差別をテーマにした数々の良作が作られている昨今。ー
このような男女差別撤廃に生涯をかけて戦う女性とそれを支える家族の素晴らしい物語が公開になった。
邦画ではこのようなテーマで商業ベースに載る作品を作るのはまだ難しいが、アメリカは一歩進んでいると感じる。
(アメリカの映画人達の危機感が強い裏返しかもしれないが。)
<信念をもって突き進む実在する人を描いた映画は、美しいと思います。>
■蛇足
今作の主人公、ルース・ベイダー・キングバーグさんの現在の活躍を描いたドキュメンタリー映画「RBG 最強の85歳」を併せて観ると、面白いかと思います。
―今作のラストの階段を上る足のアップのシーンと見事にシンクロしていますよ。-
<2019年3月24日 安城コロナワールドにて鑑賞>
RBGを観る前の前座映画
法廷ものと言えば、弁護士がラストで心震える名言を吐いておしまいが定番で、この映画もその通り展開する。それに最近流行りの差別問題が絡む映画となっている。また家族愛も付加され上手く編集されているなと感じます。この映画をお気に召すか召さないかは観た人がジャッジすればいい。
「当たり前」のことに疑問を持つことの大切さ
これは素晴らしい映画だった〜
後に、最高裁判事を務めるルース・ギンズバーグが男女同権を求めて戦った実話を映画化
今朝、テレビを観ていたら「はとバスのバスガイドに初めて男性が採用された」という話題がニュースになっていた
これまで、男性のバスガイドがいなかったことがとても意外だったけど、
それは、これまで私たちたちが「バスガイドは女性の仕事だ」と勝手に思い込んでいたということでもある
さすがに日本でも、現在の法律上では男女同権になっているけれど、
そういう細かい性差は未だにいろんな職業で見受けられる
この映画のルース・ギンズバーグは、1970年代に法律上のそういう性差の一つ一つに疑問を持ち
それが「法律違反である」と国を相手に訴えた弁護士だ
この映画では、ルースが国を相手に訴えてるまでの生い立ちと、訴えることになったきっかけを描いている
先程のはとバスの話に戻ると、これまでも、バスガイドに男性の希望者がいたそうだが、採用されなかったらしい
ルースは、それを1970年代に既に「それは性差別であり、間違っている」と言って訴えたのだ
恐らく、当時の日本でそれを訴えれば「バスガイドには女性がいいに決まってる」と誰もが思ったはずだし、訴訟にもならなかっただろう
それは、アメリカでも同じで、ルースは、法曹界の大物たちから鼻で笑われていた
そこの「当たり前」と思われていたことに疑問を持ち、実際に行動したから、彼女は素晴らしいのだ
その上で、周囲からのプレッシャーを恐れず、意思を変えずに立ち向かって行ったからこそ、後に最高裁判事にまでなる弁護士になったのだろう
そんな彼女から、道を切り開く勇気と、力強さをもらった作品だった
そして、また、そんなルースを演じたフェリシティ・ジョーンズが素晴らしかった
彼女はいつも、芯が強くて賢い女性を演じているけれど、今回も、そんな彼女の良さが存分に生かされている作品だった
#metoo運動 以来、女性が強い映画が積極的に作られるようになって、良い時代が来たなぁと思う
未来を勝ち取る
原題は「ON THE BASED of SEX(性により由来する上での)」で、
裁判の争点を表していますが、邦題の「ビリーブ 未来への
大逆転」の方が映画の内容を伝えていると感じました。
主人公の「男女差別」を解消できると信じる(ビリーブ)背景
が描かれています。
「男女差別」を解消するには、過去に焦点を当てるのではなく、
未来に焦点を当てて、「100%、負ける」という裁判を
大逆転し、勝たなければならないということです。
主人公を通して「男女差別」が描かれ、大逆転するという爽快感
があります。
主人公は、ルース・ベイダー・ギンズバーグで、愛称はキキです。
裁判を題材とした映画なので、裁判制度や裁判用語と大量の
セリフと時代背景を理解して、物語についていくのは大変です。
法科大学院は、法律を扱う専門職とする弁護士、判事などに
なれるように教育する機関です。
ハーバード大学は、マサチューセッツ州ボストンにある大学です。
コロンビア大学は、ニューヨーク州ニューヨークにある大学です。
米国自由人権協会は、自由権の擁護を目的として設立された
非営利団体です。
米国の裁判制度は、地方裁判所、控訴裁判所、最高裁判所に
分かれています。
地方裁判所で敗訴し、不服がある場合、上訴して、上級の控訴
裁判所で、さらに上級の最高裁判所で争うかを決めます。
地方裁判所では、陪審員が有罪か、無罪かを決めます。
控訴裁判所では、3人の判事と、原告と被告の代理人である
弁護士により、上訴を認めるか、認めないかを決めます。
上訴が認められれば、最高裁判所で争うことになります。
この映画で扱われるのは、控訴裁判所です。
依頼人は、弁護士に裁判の弁護を依頼する人です。
裁判所における審理は、原告と被告の弁護人が控訴や上告の
理由を論理的に詳細に説明する「趣意書」を提出することから
始まります。
「趣意書」を読めば、勝てそうな裁判か、負けそうな裁判か
およそ分かるし、裁判を避けて、和解することもあります。
和解すれば、裁判を避けて、敗訴を避けて、裁判を終わらせる
ことができます。
ジェンダーは社会的・心理的な男性、女性という性別のことです。
米国憲法の修正第14条では、市民は法の下で平等であると
定めています。
口頭弁論は、裁判において原告と被告の弁護士が、判事の前で、
争いに対して意見や主張を述べて攻撃し、防御する訴訟行為です。
三権分立とは、権力が以下のように分けられているということです。
法廷は、法律に照らして違法、合法を決めます。
議会が、法律を作ります。
行政が、法律を執行します。
グロリア・スタイネムは、米国の女性政治リーダー会議のメンバーで、
女性行動連盟の創立者で、女性労働者同盟をひとつにまとめた活動家です。
法廷は、法律を変えることはできませんが、違法であるという判決を
出すことで、議会に法律を変えるように働きかけることはできます。
行政が、変えられた法律を執行することで、社会は変わります。
1964年7月2日、黒人の差別を撤廃する公民権法が制定
されました。
1970年代、男女差別は根強く、残っていて、ベトナム戦争
の反戦運動が活発に行われていました。
法廷は天候に左右されませんが、時代の空気には左右されます。
空気とは、男女差別を解消を訴える裁判が多くなるとか、
地方裁判所では敗訴しても、控訴裁判所で上告が認められるとか、
最高裁判所で違法であると認められることです。
裁判では、先例主義が採用され、積み重ねられた過去の先例に
普遍性があるとしています。
先例主義は、前例主義ではありません。
かつて妥当と思われた基準がもはや妥当でないならば、先例を変更
することはできます。
先例を変更するのは、簡単ではなく、困難です。
自身で先例を作ってしまえば、自身で先例を覆すのは困難で
次世代に先送りするような結果を招きます。
ドロシー・ケニオンは、女性の権利拡張を訴えてきた女性弁護士
ですが、敗訴し、先例を作ってしまいました。
パンフレットは、よくできているのいるので、映画を理解したい人には
お勧めできます。
COSMOPOLITAN
59. 70年代に革新的な女性を表現し続けた雑誌コスモポリタンのビルボードが、劇中に一瞬登場する。コスモポリタンの編集長ヘレン・カーリー・ブラウンの名言
「目の前の仕事を全力で誠実に果たすこと。やがて自分に最もよくできる仕事が見つかる。そこからがキャリアのスタート」
この言葉通り、ギンズバーグの真のキャリアがスタートする。心憎い演出だ
優遇と差別
ハーバードの法科を主席で卒業しながら弁護士事務所で働けず大学教授となった主人公が、弁護士である旦那と共に男性が不利益を受けた事案を取り上げて弁護士としてに裁判に挑んだ話。
女性が弁護士になることは難しかったどころか、様々な制限をうけて受けていた時代。
ヒステリックにみえなくもないけれど、賢いし能力あるし努力家だしそれでも性差で認められないことが多過ぎて、それに絡む話になればそりゃあヒステリックにもなるはな。
アメリカはもちろん日本の法律にだって詳しい訳ではないし、性差に関してとか個人的な思想はおいといて…。
結末は、まあわかっている訳で、映画としてはどう戦うか、どう痛快に弁論を展開させるか、どう響かせるかだと思うのだけど、大学入学からという長過ぎるスパンを描いていて詰め込み過ぎの駆け足に感じたり、全体的に緩急があまりない様に感じた。
ラストも特にこれといった切っ掛けもなく見せ場に繫げられた感じがして痛快さはなく盛り上がりに欠けたし。
つまらなくはないけれど特に刺さるものや残るものはなかった。
尊敬の念が溢れる
今当たり前に女性が社会で働けるのはギンズバーグさんの作った第一歩と、そこから二歩、三歩と歩み続けたおかげと言っても過言ではないそう。バイタリティに溢れ、才能と知性に恵まれ、人一倍努力を重ねたギンズバーグさんの半生には尊敬しかありませんでした。強い女性はやっぱりカッコいいし、歴史を変えたレジェンドは本当に偉大!最後の弁論、物凄くカッコ良かったです。
そんな彼女を支える夫マーティンが、程よい気遣いとあの時代では考えられないような家事分担やフォロー等、良い夫過ぎて素敵でした。マーティンが病気の時の献身的な姿勢は本当に凄かったけど、それを出来てしまうくらいマーティンは魅力的な夫であり、キンズバーグさんにとって無くてはならない存在だったんだと、劇中語られるエピソードからひしひしと感じました。
お話としては退屈に感じてしまった部分もあったけど、観てよかったです。
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