「実のところ、あんまり響いてない。。」ビリーブ　未来への大逆転　okaoka0820さんの映画レビュー（感想・評価）

なんか専門的な突っ込んだ感想を言いにくい。なので映画として良かったかどうかでいうと、ごく普通。

女性差別を助長してきた法律、これを切り崩した先駆者の物語として観れる。信念を貫く姿勢、そこに感銘するところがある。

しかし実のところ、あんまり響いてない。。
女性差別の悲しみややるせなさが伝わってこない構成だからだと思う。この女性自身は強いし恵まれているし幸せ、どこで切実さを感じたのだろう、と。どこか弁護士として或いは教授としてのサクセス、娘のセリフにあるライフワークの成就を目的としている節がある。（これ自体はすばらしいこと）

女性差別の実態的なドラマを抜いたシナリオで、クライマックスを演出しようとしてる映画の構成がイマイチなのではないか。
ドリームってあれ名作だけど、あれは主人公が黒人差別、そして女性差別真っ只中を突き進んで自らの立場を勝ち取るシナリオになっているから。
見終わって、なんかぐっとくるものなかったので、全部後付けでなんでか考えただけだが。。