「男女同権への偉大な一歩を、感動的な伝記ドラマで学ぶ」ビリーブ 未来への大逆転 AuVisさんの映画レビュー(感想・評価)
男女同権への偉大な一歩を、感動的な伝記ドラマで学ぶ
ウーマンリブ(女性解放運動)が70年代にアメリカで始まったことは知っていたが、その背景には、単に職場や家庭での差別・不平等だけでなく、法制面でも女性差別が半ば公然と容認されていたことに驚いた。そして、ルース・ギンズバーグのような先駆者にして革新者がいたからこそ、男女平等の概念が法的にも社会通念としても受け入れられていく方向に大きく前進したのだということを本作は教えてくれる。男性への差別を突破口にしたというエピソードもドラマのようで面白い。
フェリシティ・ジョーンズは、生真面目で健気で、ともすると思い詰めてしまうようなタイプの役がよく似合う。艶っぽさはあまり感じないのだけれど。アーミー・ハマーが演じた理解ある夫のキャラクターもいい。お手本にしたい理想的な夫婦のあり方…ただし実践は大変だとは思うが。
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