「最強だが何とも愛おしい殺し屋兄弟」ゴールデン・リバー エロくそチキンさんの映画レビュー(感想・評価)
最強だが何とも愛おしい殺し屋兄弟
原題:The Sisters Brothers
「ディーパンの闘い」でカンヌを制したフランスのジャック・オーディアール監督。彼の初の英語劇かつ西部劇ということで期待半分、不安半分で臨んだが、これは正にアメリカンテイストな秀作!
変な題名(原題です)だと思って観始めたが、すぐにジョン・C・ライリーの兄とホアキン・フェニックスの弟からなる「シスターズ兄弟」の物語だとわかった。ホント紛らわしい姓です。
時は1851年、兄弟は政府の役人と思われる提督の命を受け行動する最強の殺し屋だったが、オレゴンからサンフランシスコへと流れ、ゴールドラッシュの波に飲み込まれた。
ボロボロになってたどり着いたエンディングの情景が秀逸!優しくて愛しくて、ファンタジーとして昇華した。
俳優陣では兎にも角にもジョン・C・ライリーが素晴らしい。彼の代表作になった。
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