「西部劇っぽくない」ゴールデン・リバー コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
西部劇っぽくない
ゴールド・ラッシュに沸く1851年のオレゴンで、殺し屋の兄弟が主人公のサスペンスっていったら、どんないかにも西部劇な銃撃戦映画かと思いきや!
足を洗いたい兄と、粗暴で戦うしか能のない弟が、どう生きていくかっていう悩みに苦しむ話とは思わず。
原題どおり、「シスターズ兄弟」の方がしっくりくる内容でした。
「黄金の川」はなんだか的外れ。
「不条理な暴力・権力と戦う」という意味ではウェスタンですが、定型の「インディアンや無法者と戦うドンパチ」な西部劇ではない感じ。
渋い名優4人の、奇妙な友情と破滅の姿が、かっこよかった。
あと、蜘蛛かわいいよ、蜘蛛。
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