「愛すべきシスターズブラザーズ」ゴールデン・リバー トミーワイルドさんの映画レビュー(感想・評価)
愛すべきシスターズブラザーズ
豪華俳優の共演で楽しみにしていた作品。
想像していた内容とは違ってた。
まぁあの予告とキャッチコピーからするとみんな想像しちゃいますよね、あんなことこんなこと。
でも想像とはちょっと違ってたけど面白い!
ジョンCライリー演じるイーライとホアキンフェニックス演じるチャーリーのシスターズ兄弟。
この兄弟のやり取りがとにかく面白い。
二人の真逆な性格が災いして次から次へと事が起きる。
けれど、なんだかんだ言ってもやはり兄弟は兄弟なんですよね~。
ブラザー愛が随所に滲み出てるんすわ。
この愛すべきキャラの兄弟二人が、提督と呼ばれる人物の指事である事を行動に移す。(この提督の顔に見覚えがあるに、名前を思い出せず、エンドロールのキャスト名を観てハッ!となりました)
方や、
ジェイクギレンホール演ずるモリスとリズアーメッド 演ずるワーム。
シスターズ兄弟とは、これまた全く違うキャラ。
モリスとワームはお互いに牽制しあうものの……。
モリスとワームの二人の関係性も面白い。
舞台は1850年代のオレゴン州なんですが、この作品の面白さは舞台がどんどん移動してゆく所にもあるかな。
そして舞台が変わる度にシスターズ兄弟の面白可笑しいやり取りが始まるんですね。
そして西部の時代なので移動手段は馬。この馬がね……。
この作品の原題は『TheSistersBrothers/シスターズブラザーズ』です。
邦題と予告の内容は一旦横に置いて、原題のイメージで観ていただくのがこの作品の面白さを感じられるんじゃないかなぁと思います。
そしてキャスト陣。
どのキャストも西部時代に生まれたんじゃないかと思うほどお見事。特に「メイフィールド」のキャラが凄い!なんだあの風格w.