サスペリアのレビュー・感想・評価
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アートの香り高き?前衛ホラー映画
まあ、何ともヘンテコな映画でした。色々なメタファーがあるようだけど、情報も少なく分かりにくいです。デビッド・リンチのような悪夢世界を描きたいなら、ホラーにする必要はないですね。ただし、魔法陣のようなフロアでの群舞シーンは、生贄たちによる魔女の祝祭みたいでおぞましいながらも圧巻でした。
牛丼喰いに行ったらフランス料理の創作牛丼が出てきて こりゃマイッタ
こちらの思い込みがいけないンですけど
オカルト映画だと思っていたら コレ人生映画?
ストーリーはやたら複雑だし 理解しようとするだけでで疲れた
解りやすく伝えようという意図が感じられず 着いてコイ!て態度が不遜
前衛だからしょうがないか
難しかった。
ダリオ・アルジェント監督のホラーをルカ・グァダニーノ監督が大胆にリメイク。
ドイツの舞踏団に、アメリカからスージー(ダコタ・ジョンソン)がやってくる。舞踏団のマダム・ブラン(ティルダ・スウィントン)に認められ大役を得る。
全編で不気味な雰囲気を醸し出していて、なかなかストーリーに入って行けなかったが、そういったことも含めてルカ・グァダニーノの映画になっているということなのだろう。
ダリオ・アルジェントの「サスペリア」はほとんど覚えていないが、「PART2」のほうがおもしろかったという記憶があるので、本作はテーマ的にオリジナルを踏襲しているのだろう。
難解な映画になってしまった。
ティルダ・スウィントンは3役やっていたというが、そこに必然性はあったのか?
残念
リメイクってなんだろう、と考えてしまう前に150分あると聞いて嫌な予感はしていた。リメイクというお題に対する返答としてなくはないかもしれないけど、それは客には関係なく、怖がらせて、驚かせてなんぼのもん、というところをすっとばしてるのは退屈でしかない
面白い
ビジュアル的なアイデアの豊富さと残酷描写には見入ってしまった。シンプルな原典をアレンジするに当たり、1977年のベルリンという時代性が付加されたところまでは良かった。でも、男が完全に排除された団体で起こる内ゲバ、というコンセプトには正直乗れなかった。ラストも何故消すのか?と思った。
ダコタ・ジョンソンやミア・ゴスが裸同然の格好で踊りまくるのは単純にとても良かった。
アルジェントの映画が持つ一途でやみくもなパワー、そして、それがいつしか明後日の方向にすっ飛んで行ってしまうようなスタイルは、やはり唯一無二だと思う。これに懲りずに他の監督も横綱の胸を借りるつもりで「俺のサスペリア」をドンドン作ったら良いと思う。
シネコンで見るカルト映画
一流シェフのフルコースを全部グチャグチャにかき混ぜて、上からモツ煮をぶっかけたような…、そんな映画。
特に終盤の儀式のシーンは強烈!
エログロぐっちゃぐちゃでもう逆になんか笑ってしまいましたw
こんなカルト映画がシネコンでR15扱いされてるとはいい時代になったもんですw
B級カルト映画を題材に、現代風解釈を加えてアップデートした作品って意味では「プロメテウス」を思い出しました。
あの映画も序盤こそ神格化された仰々しい展開なものの、終盤加速度的にB級映画に変貌していくという。
作品の構成も似てるように感じます。
人を選ぶのは確かですね。
原作ファンには賛否割れるところでしょうが、魔女狩りとユダヤ人狩りをかけた裏テーマも興味深かったのでもっと深掘りして欲しかったですね。
あと音響がとにかく素晴らしいんで、その点ではスクリーン映えする映画だったと思います。
あとはティルダ・スウィントンの存在感がとにかく素晴らしかった!
陶器のように人工的な肌、冷たい表情、演じ分け、何もかも完璧でした。
リメイクでも、やっぱり少女は。
ティルダのアニキ出演なので無条件でみました☆
観賞後にネット解説をさんざディグっちゃいまして、、、、 ははあーなるほど それはたしかに面白い、となっちまいましたので自分の言葉でレビュー書くのあきらめました。
時代考証をしっかり入れた・入れまくった・ギウギウ詰め込んだ感は たしかに観る者に理解しづらくさせるかもしれないが、そこは作り込みのチカラワザとして素直に評価できるかなと思いましたし、そして、ここにギウギウに詰め込んだメッセージは、むしろ多くの人が積極的に知ってもいいことではないか、とさえ思いました、、あくまで一解釈としてね。
タバコのシーンが結構ありまして、もしかして何かキーアイテムでは?! と思いましたが、あれも作り込みの一環ですかね、いやいまもこっそり気になってるんですけど。
そして、、、たとえリメイクでも、やっぱり少女は暗闇の先をたったひとりで進むのでありました、もうホントよせばいいのに。ていうかよしてほしい、よしてください怖いです。
決して、ひとりでは?
いやいや、やっと見ました。
リメイク版サスペリア。
朝、シネコンに行きましたら
えらい混雑。
ほとんどがキムタクの映画目当てな素敵女子笑
しかし、中高年を中心に
サスペリアも最終日とあってか
なかなかの入り。
多分、来ているおじさん、おばさんは
青春時代にダリオ・アルジェント監督の
サスペリアに魅了された人なんでしょう。
ここから先、ネタバレあり
嫌な方はさよなら。
結論からいうと
オリジナルへのリスペクトをしっかり表現してますが、
「全く別物」
でした。
グロいシーンはやっぱり
それを「きれい」に魅せる
アルジェントがよかったかなあ。
からだがねじ曲がる、
オシッコもらす
骨が突き出す
いやいや、わたし苦手(じゃあ見るなて言わないで笑)
魔女の集団が、秘密を知った生徒を
「殺す」のではなく
前作のサラみたいにゾンビ状態で
飼い殺し。
まあ、150分飽きはしなかった
途中、刑事が
下半身晒されてるのも見所?笑
でも、ラストが???
魔女の秘密の部屋。
きったね~ヨボヨボの魔女。
え?これマーテルサスペリオルム?
でも、また違うきったねー魔女が
これが?マーテルサスペリオルム?
でも、主人公のスージーが高らかに
「私がマーテルサスペリオルムよっ!」
意味わからへん。(怒)
オリジナル版よりさらに
わからへん!
最終、主人公がマーテルサスペリオルムやったみたいやけど。
会場から「??」の嵐 笑
最初に言った通り
別物なら
「適当に金がかかった全国公開ホラー」
て感想。
でもリメイク版とするなら
似てるのはストーリーが破綻してる?
とこだけ似てます て感想。
サスペリア大好きくまごろとしましては
やはり
「ビバ!オリジナル!」
でした。
しかし、オリジナルでスージーを演じた
ジェシカハーパー
オババになってましたか
きれいでしたよ。
まさかリメイク版監督のルカさん
あとの2本(インフェルノ マザーおぶティアーズ)もリメイク?ないよね~笑
(わたし、サスペリアテルザていう安直なタイトルは認めませんっ!)←知らんわ。笑
ただ、ルカ監督、
ほんまにアルジェント監督のオリジナルが
大好きなんやなあ。
よくあるリメイクの
「負けいくさ感」はなかった。
真似ても勝てへん
なら、別物で。
あらかじめの敵前逃亡は
今作を
失敗作にはしなかったかな
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すげえものを観た
前評判を仕入れず、オリジナルのリメイクを
期待して観に行ったところ、
最低限の設定は共通するものの、まったくの別物で
ショッキングなシーンなどもなく
しばらくムムッとなった。
そりゃあダリオ・アルジェントも怒るよ。
オリジナル、インフェルノ、テルザと続く
流れにある
オカルトを支える設定を拡げたような作品で、
説明も最低限。
「なんか名前を聞いたことがある」程度で
観にくると戸惑うのではないか。
と書くと残念な感じにも思えるが、
それらの換骨奪胎っぷり、難しさ、
政治的歴史的背景の導入、
そして2時間半という長さを
撥ね退けて余りあるような怪作に仕上がっていた。
トム・ヨークの抑えた劇伴、
終盤の集団ダンスにも見惚れたが、
そこから続くクライマックスが圧巻。
なにかどエライものを観たという印象で
頭の中がいっぱいに。
帰りの電車で考察文などをいくつか読むに連れ、
理解も進み、「もう一度観なければ」
という思いに駆られた…が、
おおむね2週間でほぼ上映がクローズの模様。
確かに全国公開する内容や長さじゃないよなあ…。
決して1人では見ないでください
なにを見てたんだろう、と鑑賞後にひたすら混乱、、
話の筋はわかるんだけれど、結局スージーは何者?お母さんとなにがあったの?博士の奥さんと舞踊団に関係はない?どうしてスージーは真実を知ってるの?と、謎は残ったまま。
役者の表情も所々意味わからなかったし、スーザンがうなされている時に見ている映像もなんだったかわからなかった。
ほんとは描かれているのに自分が気づいていないだけなのか否かもわからない、、、
グロさと気持ち悪さと圧巻のダンスなど映像にとにかく魅せられていたけど、ストーリーが全然掴めない。オリジナルを見たことはないし、そもそもストーリー云々は関係のない映画なのかもしれないけれど。
君の名前で僕を呼んで、の監督ということで、生々しさとそれと共存する美しさといった映像美はすごかった。君の名前で僕を呼んで、の桃を食べるシーンのようなエグさがずっと続いてる感じ。
背徳の怪奇映画
アーミッシュ(*メロナイツ)の魔女 エロスの無い女体 老人の裸
ワルプルギスの夜 アーリア人主義 秘密結社 折畳み人体
ティルダ スウィントン
悪趣味のごった煮でクセが強い。その雰囲気を楽しもう。
決して一人では見ないで下さい
サスペリアオリジナル・・そう・・・映画マニアの父と姉に物心つく前にホラー映画ばかり連れて行かれエクソシストで毎日怖い夢にうなされ何年か後CMでコイツと知り合ったのです・・[決して一人では見ないで下さい]この垂れ込みを見た父と姉のあの不気味な笑顔・・・また恐怖の映画館に連れて行かれる(涙)何日か後・・やって来ました映画館[決して一人では見ないで下さい]3人で来ました!!8歳にもならない僕の心は〈もう今日で心臓マヒでここで死ぬな!!〉何処かでもう死を覚悟してました。そして、奴は始まりました・・・・・??何コレ??一人で見れるやん??ダミアンとエクソシストの方が100倍怖いやん。これがオリジナルの感想でした。そう、今まで劇場に年間40作品足運んで来ましたが、サスペリアオリジナルは何度見ても鼻で笑える期待外れの10本に入る作品でした。
あれから40年くらいかな??リメイクが帰って来るのを知り、幼い自分を笑わせてくれたサスペリアにわずかに期待をよせ、いよいよ公開日劇場に足を運びました!!
感想は・・・惜しい!!ほんまにもったいない!!
全然オリジナルより怖いし、ドキドキしたし、ある意味リメイク違うし、キチ○イだらけやし、これモウチョイ要らん所省いて、レッスン省略して、ラストちょっと工夫したらかなり完成度高いし、シャンデリアやガラスやバリ線等の名場面取り入れたら最高のホラー映画になったと思うし女優さんら縁起良かったし。大満足!!
ガキの時の自分が死を覚悟して見に行き笑って帰って来た映画サスペリア
このリメイク??子供の時見たら[決して一人では見ないで下さい・・]見れません(怖)
オーメンとドッコイ×2ぐらい60点の恐怖でした。
全然分からないけどとにかく凄い
前作(原作?)は未見。
いやあ、ホラーというか美しくグロいというか...。怖いというのとは違う感じがした。
舞踏の身体の動きが何とも得体の知れない感を醸し出していてすごく惹きつけられた。
正直言って物語は前作を観てないせいもあるのかさっぱり分からないというか、時代背景などなどもっと勉強すれば腹落ちする部分が多かったんだろうな...と思いつつも、映像と音楽でひたすら感情に訴えかけてくるというか...主人公の強さに圧倒されるというか...ダコタ・ジョンソン神々しかったな...もう何が何だか全然分からないけど最後すっごく神々しいんですよ...。
ティルダ・スウィントンの演じ分けも凄いというか、この映画唯一と言っていい存在感ある男性を女性が演じているのも興味深い。
グロは苦手ですが
グロは苦手ですが、意味のない拷問描写や何が面白いのかわからないグロ描写はなかったので、最後まで見ることができました
最初30分を乗り切ればグロが苦手な方でも見ることはできると思います
コンテンポラリーダンスを面白いと思えない人が見ても面白くないかも知れないので、それだけ調べて行った方がいいかもしれないです
最初は何を見たのか分からないのですが、何故かじわじわ名作なのかもと錯覚してしまいました
生命
サスペリアのリメイク見たさというより、グァダニーノの新作ということで劇場まで足を運びました。非常に難解だったので、町山さんの解説を聞いたりしながら鑑賞後数日経った今も考え続けています。以下、全くの私見です。
「私達が絶対やらないのは、明るく美しい踊りだ」マダム・ブランのこのセリフ、常に明るさと美しさを無言下で求められる女性性に対する反旗の様に聞こえました。同時に「女性の事は女性が決めるぞ」という自立の様にも聞こえました。過去、魔女としてスケープゴートにされた女性達の声を代弁しているようです。
組織として腐敗した舞踏団のマルコスは、歳をとり若者を容れ物にして生き延びる全権力者の象徴です。だからこそ、こんなにも醜く描かれているのでしょう。この腐敗した権力は架空の話でも過去の話でもなく、現代の話なのです。脈々と続いてきた魔女のコミュニティを見ていると、実はカルトでも何でもなく人間社会そのものを映し出している事に気がつきます。権力を持つ側は生き延びて持たざる側は権力の生贄になると。
日本でも年寄の権力者のとんでもない誤りが、沢山の若者達の命を犠牲にした歴史があります。どんなにカルト化しても、内部から変わる事はありませんでした。権力を一掃できる人間は、そのコミュニティに永年属した人間では無理なのでしょう。だから「母」は若いスージーでなくてはいけなかったし、舞踏団に染まっていない他者でなくてはいけなかったんだと思います。
グァダニーノは女性迫害の歴史に対して落とし前をつけてくれたのと同時に現代に生きる私達を鼓舞します。魔女達の血みどろの惨劇は、新たな命を産み出し新たな未来を生み出す出産の象徴とも捉える事ができるのではないでしょうか。女性にしか出産、つまり新たな未来を作ることはできないというメッセージなのか、それとも私の考えすぎなのか。でも、作品から何かを受け取ってしまった私は、恐ろしさと感動に胸が震えています。
うーん?コメントしづらい。
ダコタとクロエちゃん目当てで鑑賞しました。
深過ぎて暗過ぎてグロで、これで分かる?という問いかけの連続。でも不思議とあっという間にエンディング。章割しているからかもしれないが、目を離せない求心力は恐るべし。
母の沈黙
ダンスアカデミーの魔女マルコスは、少女の身体を容れ物にして甦る。
マダムブランに選ばれたスージーは自分が権力者の容れ物になることを受け入れない。
少女は内なる母性、嘆きの母として目覚め、腐敗したアカデミーを根絶する。
おどろおどろしい魔女の秘密儀式は、ナチスの盲目的な狂気にもテロリスト化したドイツ赤軍にも通底するように思えた。
この時代の背景、自分の外側に広がる権力者に対する忿怒と、罪悪感を抱いて生きていく人々に対する救いの精神に深く感じ入った。
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