サスペリアのレビュー・感想・評価
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クロエ・モレッツ?何してんですか、こんなところで。
ダリオ・アルジェント版、未鑑賞。
アメリカの片田舎。南北冷戦時代のベルリン。女性だけの前衛舞踏団。ソ連侵攻で妻との関係を引き裂かれた医師。BCに遡るMother。血反吐ドドババ、ドバッ。醜悪特殊メイク。などなど。
もうね、苦手。観ている間、身体は硬直しまくりで疲れた。やはりホラー系は、しばらくの間、鑑賞対象から外したままにします、と思わされる一作でした。
この映画・この役・このシチュエーションで、クロエ・モレッツは見たくなかった、と言うのと、女性の裸身、しばらく見たくありません。っていうほど、見てもないけど...
本篇が長い!!
本篇が長い。描写がグロイ。冒頭部分は少し眠くなる。ただその一言。後、クロエ・グレース・モレッツが冒頭部分と少ししか出てなかったのが少し残念。ダコタ・ジョンソンは相変わらず綺麗でした。グロ描写には拍手!!。R15は伊達じゃない!!現代未聞のアートポルノだ!!。でもエロさよりグロさのほうが上でした。以上。
怖さと美しさ
オリジナルのサスペリアを見たいと思いながら、タイミングが合わず、見ていないが、思い切ってリメイク版を見てみた。
闇に潜む歴史的、宗教的な要素は摑み取れていないが、それでも十分にその恐ろしさを感じた。
踊りや俳優達の悪魔的美しさに魅了され、怖さを忘れた頃、魔術の様な舞台の演出、美しく残虐なシーンに驚いた、
これは映画館でしか味わえないだろう
苛立ち
アルジェント監督のサスペリア鑑賞済みです。
褒めている人が多いのであえて書きます。
まず、この作品はファンアートだなと思いました。
たくさんの偶像がそのまま抜き出されて混ざり合っておらず、単に深読みを促すための簡単な手段に甘んじているように感じられたからです。
劇中のティルダ・スウィントンの容姿、仕草は明らかにピナ・バウシュを模すように演出され、部屋に貼ってあるファスビンダーのポスターや、ファスビンダーと対になるテロ事件。ナチス、ユダヤ、壁、ラカン、どれも自室のコレクション棚から抜き出してきて、そのまま筋に合わせて配置しただけのように僕には思えました。オリジナルのサスペリア自体もそんな偶像の中の一つだろうと思います。どの素材にも重さが感じられないので、結局コレクション棚にすら陳列する気のないものたちを簡単な連想で取り出してきただけのようにも思える。
固有名詞をこねくり回すにしても、名詞の間の繋がりを断ち切る覚悟があればオリジナルとは別の形式として飛躍する可能性が残されていたはずで、そういう路線は突き抜ければ十分に強い作品になりうると思います。
今作はポエジーの不足と思いきりの悪さで、結局は物語ることの中に引きこもってしまっており、映画や観客の枠組み自体を最終的な言い訳にしているように思えました。
作り手の先導役であった崇拝の対象を越えようとする手段の一つが「リメイク」だと思いますが、引きずられる可能性はやっぱり大きいのではないでしょうか。「リメイク」することを決めた先に、なぞることを恐れて必要以上の反発をするのは引きずられて同じ道を辿ってしまうのと同じことだと思います。
古文を現代語訳するような「リメイク」の実際的な必要性。オマージュの類の「リメイク」が持つ、継承ゆえの返答。どちらもこの作品にはなかったです。
あともう一つ、最後に悪者を一瞬で爆死させる善者としての絶対の母が登場しますが、そんな絶対者が現実には存在しないがために、あらゆる紛争や戦争は非難される余地を残しているのであって、こんな風に簡単に処理してしまうのはいかがなものかと思いました。頭を吹き飛ばす前に、彼女ら魔女にも、ダンサーの娘たちに尋ねたように、生死の選択をさせるべきだったのではないでしょうか。
罪に苛まれるおじいちゃんを救ったのもこの母神でしたが、そんな風に希望を人間にとって都合の良い神に託すのはどうなんでしょうか、、。ラストシーンの壁もしかりです。
思ったより
全然違うリメイクと聞いてたが 思ったより 密室感はオリジナル感があった。今回バレエ学校は森ではなく、都会にあり、赤軍テロが起きる不安と抑圧感の時代と学校内の閉塞と合わせて描いていて、その世界を緻密に作っている。
ただ、自分にはやり過ぎに思えた。クライマックスはホラーではなくもう出血祭りか…
オリジナルとの差はやはり、エンターテイメント性か 監督の趣味に行きすぎたのでは 「君の名前…」に続き見たが 自分とは趣味が違うか…
決して二日酔いの時には観ないでください。
もう40年近く前になるでしょうか。
「決してひとりでは観ないでください。」
のキャッチフレーズで「サスペリア」が
大ヒットし、日本でも社会現象となりました。
(ドリフの8時だよ全員集合でも度々ギャグに)
私的には、CMで流れる映像色彩が何かどぎつく
おどろおどろしく、劇場に観にいくことは
ありませんでした。
その後、テレビ放映されたものを観た
記憶がありますが、ストーリーが破綻しており
極彩色の映像と音響でおどろかす感じで
最後の謎ときも唐突で、拒否反応を持ちました。
ただし、ゴブリンによる映画音楽は暗い
ユーロビートのようで、なかなかよかったです。
今回のリメイク版ですが、前作に思い入れはなく
また、事前の批評家の評価が良かったので
いちかばちか、観てみました。
結果は・・・・
映画の始めから、どう理解すればいいのか
迷う場面がえんえんと続き、登場人物も多く、
いずれも似たような名前で誰が誰だかわかりにくく、
舞踏団のメンバーの正体も早くから明らかにされるため、
謎解きの要素はそんなになく、なんだか気持ち悪い音楽と
しつこいグロ描写があったり、前衛的な表現の
画面や舞踏団のあやしい踊りが続きます。
エピソードも前作により重層的になっており、
前作に出てこなかった精神科医も准主人公的な
扱いとなっており、ますますわけがわからなくなります。
昔、ブレードランナーを初めて観た際に感じた
難解さと同じような印象もあり、何度も見て
新たな発見をするというカルト映画に
なるような気はします。
※長いです!、1時間くらい削除すればいいのに。
※主人公を演じた女性は、昔のマイアミ・バイスに出て
いたドン・ジョンソンの娘だそうです。
※前作の主人公を演じた女性が重要な役を
演じています。
※これは、もう公表されているので書きますが
ひとり3役を演じている役者がいます。
但し、なんのために3役演じているのか
趣味なのか、よくわかりません。
※日本未公開の「マザー!」に似ています!
※最近、あえてリメイクしたり、続編を製作
する例が増えていますが、そうする意味が
ないような映画も散見されます。
※決して二日酔いの時には観ないでください。
二日酔いが絶対悪化します。
肩甲骨とユダヤ人迫害
何だかスピルバーグの映画を観てる錯覚をしてしまいそうになる前半部分。どうもハイジャック事件やユダヤ人医師の過去の想いによって『ミュンヘン』や『シンドラーのリスト』を思い出してしまったみたいです。確かにダリオ・アルジェント版のオリジナルでは1977年にドイツに起こっていた社会背景が全く描かれていなかった(多分、ハイジャック事件は公開後だが)。おかげで、予習のために見たアルジェント版がとても薄っぺらい作品に感じてしまった。
バーダー・マインホフやドイツ赤軍(RAF)、パレスチナのハイジャック犯が・・・という話題にパトリシア(クロエ・グレース・モレッツだった。気づかなかったよ)が興味をもって地下活動してるなんて噂も飛び交っていた。魔女マザー・マルコスが魔女の選挙によって選ばれ、落選したマダム・ブラン(ティルダ・スウィントン)は振付師として生徒たちを教育していた。これだけでもオリジナルから全く外れたストーリー展開。たしかに学校内での登場人物の名前はほぼ同じで、パット、オルガ、サラはみんな殺され、魔女たちの生贄にされていたが、この映画では死んでるのか死んでないのかよくわからない。謎といえば、オリジナルにおいても、明らかに謎の男の手が最初の殺戮に関わっていた。
改変といっても、これはこれで楽しめたという内容。ナチによるユダヤ人迫害のテーマがメインともとれるし、魔女狩りとも絡めてあるところが興味深い。さらに言えば、主人公スージーの存在自体が普通の少女ではなく、間違って選ばれた魔女を粛清するために派遣された聖母マリアのような存在のように描かれていた。選挙の際、「多数決ね!」という言葉もずっと引っかかっていたのですが、マザーマルコスが選ばれたのもヒトラーが選ばれたのも多数決の選挙なのだ。ついでに言えばアベちゃんだって・・・
社会情勢や反ナチの伏線は大好物ではありますが、最後には全部「記憶消しちゃえ!」みたいな方向に持っていったのは反則技のような気がします。エログロな終盤の儀式、パカっと胸を開いたスージーちゃん、記憶に留めておきたいのにしばらくすると術が効いて、忘れちゃうのかも。ちなみにハート(AJ)のエピソードは好き。収容所で殺されたアンケがオリジナル版のスージー、ジェシカ・ハーパーであることも感慨深い。「オリジナルを貶したリメイク」といった意見も多いのですが、高校生当時映画館で観た者から言わせてもらえば、アルジェント版は目がチカチカしただけで普通に駄作だと思いましたよ・・・全然怖くなかったし。なぜ今オリジナルが時を超えてそこまで持ち上げられるのかがわからない。
なんか思ってたのと違った。
陰鬱な雰囲気はすっごく好きだったけれど、あのサスペリアのリメイクか?と言われれば疑問符。
何もかも別物!!
特に音楽、私はトム・ヨーク大好きでライブにも行くレベルですが、シーンとミスマッチだったような…。
元々の音楽の方が良かったよー!!
踊るスプラッター・ムービー
余りの残酷さに、見なきゃ良かったと後悔。
確かに緊張感は最後まで保ってるのですが、ストーリーは全く理解できなかった。私にはトラウマレベルのスプラッター映画でした。ダンスは良かったので星3にしました。
サイコのような感じからスプラッターものへ❗
星🌟🌟🌟 オリジナルは観てないのですが最初は精神的な恐怖感があり後半は視覚的な恐怖が…❗といえば聞こえはいいですが…後半の地下室はどーみてもB級ホラーにしか思えない😢内容は確かに難解なのですがもうちょっと地下室何とかならなかったのだろうか?全体的な雰囲気は好きなのですがこの場面が作品の価値を下げてる気がします❗ちょっと残念です❗
自分だけかな?
眠かった。
頑張ったが、眠かった。
花粉でやられた鼻と睡魔でイビキかくんじゃないかと
ひやひやだった。
内容は、寝たのもあるがよくわからんかった。
も一度観れば分かるのかもしれないが、
う〜ん・・・もうみたくないかも。
意味不明過ぎて探求心を擽る
全編通して何が何だかサッパリ分からないというのが観賞後の率直な感想。意味不明過ぎて怖いという感情も沸かず、ホラーなのか?アート?結局なんなの?という疑問ばかりが浮かびました。
逆に、ここまで意味不明過ぎると探求心が沸くもので、解説ブログや感想を読み込み、やっと少しはこの作品が理解出来た気がします。
謎ばかりの登場人物たち、謎ばかりのバレエ団、謎ばかりの過去、謎ばかりの未来。ダルダルの裸サングラスおばちゃん魔女とか、ラストの阿鼻叫喚血祭ダンスとか、とにかく尖った作品でした。
好きではないですが。(笑)
目指す方向性は何だったのか?
ダリオ・アルジェントのイカれた作品を使って、「何をやりたかったの?」と心の底から思えた。
スリラーなのかアート系なのか?
それと、ただのオペラなのか?
今の時代でR指定作品は作りたがらないのは理解するが、目指す方向性がハッキリしない作品でした。
しかも2時間30分は長い。
これはリメイクではなく、モチーフ。
凄い 賛否両論 を巻き起こしてる
ルカ・グァダニーノ 版「サスペリア 」
こりゃ割れるわ(^_^;)
映画の完成度は物凄く高い(長いけど)
でもこれは リメイク ではなく モチーフ では?
「宇宙戦争の映画を撮ったので“スター・ウォーズ”って名前、貸してー!」
みたいな。
作品を愛するか、
本家の ダリオ・アルジェント監督の
世界観を愛するか。
ラストの スタイリッシュグロ は面白い。
なぜ、次から次へと人がいなくなるのか
なかなかグロくてクレイジーな映画だったけど面白かった
1977年のベルリン
アメリカ人のスージーはかねてから憧れの舞踏団に入団する
しかし、そこでは、日々奇妙なことが起きていて…
初めのうちは「これは何が言いたいんだろう…」と思いながら、訳がわからないままに観ていた
そのうち、ちょいちょい間に入ってくる「赤軍のハイジャック」のニュースを観て
これは「異なるものを排除しようとする悪について」の物語なんだなと思うようになった
1977年当時のベルリンは冷戦の真っ只中で、舞踏団のビルの前には「ベルリンの壁」が立ちはだかっていた
その当時は、西側諸国で政府に反対して共産主義を支持する者はアカだとして排除されていた
この映画でも、クロエ・グレース・モレッツ演じるパトリシアは、活動家をしているという話が出てくる
パトリシアは、体制に疑問を持つタイプの人で「舞踏団に操られている」と感じ、博士に訴えていたが、その後、忽然と姿を消してしまう
つまり、国も舞踏団も幹部の意見が絶対で、そこに疑問を持って発言する者は有無を言わせず消されてしまう
(ハイジャック事件の結果がそれを表している)
悪魔がそんな体制に反対する者を排除する様子をホラー仕立てで描いたのが、この映画なのだ
ナチスドイツによるユダヤ人虐殺も、その悪魔による仕業の一つである
ここぞという時の衣装が全て赤で統一されていたのは
そんな人間の血生臭さを表したかったのかなと思った
そして現代
ドイツの壁はなくなったが、ヨーロッパでは移民排斥問題が起き
アメリカにはメキシコとの国境に壁が立つ
それもまた悪魔の仕業では…
と感じる作品になっている
(ということは、トランプは悪魔なのか)
そのことを描くのに、こんなに複雑にする必要があったかな…とか
いろいろ突っ込みたいことはあるんだけど
ルカ・グァダニーノ監督は、
きっと「君の名前で僕を呼んで」とは真逆の作品を作って自由になりたかったんじゃないかなと思った
そういう意味では、これは自由に言いたいことを言って、描きたいことを描いて作った作品なんだろうなと思った
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