「三大魔女の1人、ベルリンに降臨」サスペリア 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
三大魔女の1人、ベルリンに降臨
アメリカ・オハイオ出身のダンサー:スージーが、ベルリンのマルコス舞踏団の採用に合格し、いきなり大役を得る。
一方で患者であり、失踪したマルコス舞踏団ダンサー:パトリシアの行方を追う為、舞踏団を探る心理療法士のクレンペラー博士。
この舞踏団に秘密が。秘密とは何か?。
オリジナル版1は何故かうる覚えで内容知ってますw
(幼い頃観たかな?)
オカルト(魔女)満載のお話しである。
話の流れをこうしたいのベクトル(方向性)は分かるのだが、(最近の他のオカルト作品にも言える事だが)過程が雑である。
(中盤話の流れが中々進まなかったのか、クレンペラー博士がパトリシアの日記と評してサラにこの物語の核心をさらっと説明してしまうのが残念だ。)
また時間帯によって主要キャラクターへの比重が偏りすぎである。偏り過ぎの割には重要で無かったり困ったものである。
主要キャラクターのパトリシア、サラ、クレンペラー博士の扱いはもう少しどうにかならなかったであろうか?
(パトリシア役のクロエたんが台無しであるw)
パトリシアとサラの関係性、序盤からのスージーとサラの仲の良さを強調させていればもっと話的に面白くなっていたであろうし、クレンペラー博士を秘密を解き明かす重要人物に仕立て上げたかった感もある。魔女側も生き証人にしたかったのだろ?これではただ巻き込まれた爺さんである。
1977年ドイツ赤軍への関連性なぞ要らんし、クレンペラー爺さんの奥さんネタもつまらんし、ティルダ・スウィントンの1人3役も要らんから、もう少しスリムに分かりやすくして貰いたかった感があります。
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