「面白い」サスペリア どんぐりさんの映画レビュー(感想・評価)
面白い
ビジュアル的なアイデアの豊富さと残酷描写には見入ってしまった。シンプルな原典をアレンジするに当たり、1977年のベルリンという時代性が付加されたところまでは良かった。でも、男が完全に排除された団体で起こる内ゲバ、というコンセプトには正直乗れなかった。ラストも何故消すのか?と思った。
ダコタ・ジョンソンやミア・ゴスが裸同然の格好で踊りまくるのは単純にとても良かった。
アルジェントの映画が持つ一途でやみくもなパワー、そして、それがいつしか明後日の方向にすっ飛んで行ってしまうようなスタイルは、やはり唯一無二だと思う。これに懲りずに他の監督も横綱の胸を借りるつもりで「俺のサスペリア」をドンドン作ったら良いと思う。
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