ハンターキラー 潜航せよのレビュー・感想・評価
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レベルの高い娯楽作品
アーカンソーというと、ウィリアム・クリントンが知事を務めていた州を思い出すが、ここでは攻撃型原子力潜水艦(ハンターキラー)のひとつである。艦長がいなくなっていたために、急に任命された新しい艦長が、行方不明になっている原潜を探す任務に出る。
その最中にロシアで政変が勃発し、新しい任務が命ぜられて、高高度ヘイロー降下で地上に潜入した特殊舞台のバックアップに向かうというストーリーである。ロシアの軍港にアメリカの原潜が侵入するのは如何にも荒唐無稽で、そして如何にも映画向けである。
かなり前に第二次世界大戦のドイツ軍の潜水艦を舞台にした「Uボート」という映画を観たことがある。潜水艦はその構造上から視界が効かないから、音が頼りである。それは敵も同じで、音波の跳ね返りを受信することで相手の物体の位置や大きさ、質量などを判断する。しかし音を発信しすぎると、発信源を突き止められる場合がある。そこで駆逐艦などではパッシブソナーといって、受信するだけのソナーを使って海中の潜水艦の場所を探索する。駆逐艦は潜水艦にとって天敵で、Uボートの乗組員は駆逐艦だと知っただけで恐怖におののき、じっと息を殺す。
潜水艦は原潜であっても基本的に昔と変わらず、駆逐艦には敵わない。通常の魚雷では速度が遅すぎて船体に穴を開けることもできないし、核弾頭を搭載している原潜でも、近くの敵にSLBMを発射する訳にはいかない。駆逐艦が近づいたら息を潜めて通り過ぎるのを待つしかないのだ。映画「Uボート」はその緊迫感が半端ではなかった。
本作品も潜水艦の王道に従って、ソナー員の後ろに構える艦長が主役である。息を殺す場面では、観客も一緒になって息を殺す。通り過ぎてホッとするのも同じである。潜水艦の中のシーンがかなりの割合を占める作品だが、継続する緊迫感でスクリーンから目を離すことができない。よく考えられたプロットである。
最初から最後まで、次はどうなるんだろうとワクワクしながら観ることができる。娯楽作品としてはレベルが高い作品である。国家間の駆け引きに政治家同士の駆け引きがあって、多重構造になっているのも面白い。にもかかわらず、アメリカでは評価が低いようだ。
イギリス映画だから、ハリウッドみたいに家族愛を持ち出して白けさせることもないだろうと思っていた。期待に違わず、国家主義も家族第一主義も登場しない。敵であっても無防備の者は殺さないというヒューマニズムさえ登場する。そしてその点こそがアメリカでの低評価に違いない。
音を立ててはいけない
娯楽作です
2019-37
男性ホルモン受信中。
あんまり期待してなかった。
最近のジェラルド兄さんはどういう方向性なんだろうと、人知れず心配してたんですが(←)、胸熱になれました。
ストーリーは結構トンデモなんですが、かなり非現実的すぎてノレないわけではない。
この手のバトルもの、アホとしては難しい用語を多用されるとお手上げなんですが、めちゃくちゃ親切な作りでありがたい。
あと、映画であれ現実であれ、ロシアとアメリカの友好を見るのは好き(語弊があるかもしれませんが、語彙力ないのでお許し下さい)。
3人のキャプテンが男気あって、かっこよすぎな。ワッキーは受信してるはず。
私としてはビジュアル的にロシア大統領に惚れ惚れ。地味に誰よりも体格いい気が(笑)
次から次にイベントが起こるので、だれることもなく。
ただ、やっぱロシア人同士で会話するならロシア語でやってほしい。それかもう『レッドスパロー』のように潔く英語で統一するか。
それが好きではないけど、英語とロシア語が混ざってるロシア人同士の会話があって、不自然すぎるもん。そこだけマイナス。
大和魂とか、ゴッドブレスアメリカとか、ウリナラ精神とか、愛国心を表現するその国の言葉が色々あるけれど、ロシアではなんて言うんだろうとふと気になった。
この作品は愛国心というよりは、世界の秩序のため手を組む大国同士の人類愛でした。
R.I.P Mikael Nyqvist
ご都合主義が快感な戦争アクション。
とにかくリアル
FPSやメタルギアソリッド好きな方ならオススメ
細かいことは気にしない
最近珍しいマジメな娯楽映画
粗筋がしっかりしてる 遊びとか色恋とかは一切無く 緊張感と少しの泣かせはキッチリしてます
まじめに娯楽作品て感じ
予算か時間がなかったのか 物語のツメが甘いのは非常に残念ですけど オススメです
蛇足ですけど
ロシアの国防長官はB級です
ロシアのお約束の顔がとがった役者も出ています
潜水艦映画に外れなし
潜水艦映画に外れなし
ただし、邦画を除く(良作もあるが)。
大味、荒唐無稽な部分もあるが、適度に緊迫感があり楽しめた。
途中がちょっと、ウルトラセブンぽい演出・・・はご愛敬?
邦画でこの手の映画を作ると、何かと理屈っぽく歯切れが悪い場合が多いと思うが、さすが、いつもドンパチやっている国だけに戦闘シーンは上手い。
ふと、劇画「沈黙の艦隊」のような演出も。
相手に手を出させて戦争だ!と言うのは、ロシアではなく、アメリカの常とう手段だと思うが・・・
あるいはロシアに見せかけてアメリカ批判?
エンドロール後に特に仕掛けはないので、映像が終わった後は席を立っても問題ない。
ちなみに小型救助艇を載せている米潜の姿・・・甲標的(魚雷搭載の小型潜水艦・・・ハワイ作戦にも参加)や人間魚雷「回天」を載せたイ号潜水艦が想起される。
海中と陸上の2面作戦がおもしろい!
序盤からいきなり戦闘に突入し、その緊迫感がその後ずっと続く展開で、最後の最後まで本当におもしろかったです。途中でだれずに見ることができたのは、海中の潜水艦シーンだけでなく、それと並行して地上の精鋭部隊シーンが描かれ、その場面転換が小気味よく機能していたからだと思います。
また、ストーリーもよく練られていて、序盤で沈んだロシア原潜のアンドロポフ艦長、隊長から厳しい言葉を浴びせられていた新米兵など、その後の展開にうまく組み込まれていたと思います。
主演のジェラルド・バトラーも堂に入った艦長ぶりで、一癖も二癖もある乗員の信頼をしだいに得ていくあたりがとてもよかったです。ラストは、そんな艦長の指示を死を覚悟のうえで忠実に守るアメリカ兵と、同じく死を覚悟のうえで艦長の指示を無視するロシア兵の対比もなかなかよかったです。
多少のツッコみどころはあるものの、全体に流れる緊迫感で押し切っている感じですし、序盤で知らない地名や多くの人物が登場しますが、その経緯は徐々にわかってきますし、それほど複雑なものではないので、現在の世界情勢に疎くてもなんら心配ありません。娯楽大作としてお勧めできる一本だと思います。
皆んな熱いです^_^
迫力は、あった
ロシアのクーデターで人質に取られたロシア大統領を、アメリカ潜水艦と陸軍数名が助けに行く話。
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やっぱり海の中が舞台なのでそこそこ見応えはある。でも予算の問題なのか所々合成だなってわかりやすい。最後の潜水艦の上でのシーン、なぜ海の上なのに艦が揺れていない。
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まぁこういうアクション映画あるあるなんだけど、絶対にこういう死に方はしたくないという死に方が出てくる。ということで、この死に方だけはしたくないベスト3です。
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第1位、海の中泳いでたら上から大量の銃弾降ってきてそのままそれに撃たれて射殺、海の底に沈んでゆく。
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第2位、浸水してる艦内ででかい鉄の棒が自分の方に落ちてきて溺れ死ぬ(劇中では死んでいません)。
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第3位、艦内の何かに発火して爆発、火が降り掛かってきて焼死。
意外な掘り出しモノ!
コナンより全然面白い。損しない!
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