「日本の同種の映画とは雲泥の差 予算規模だけの問題ではないと思います」ハンターキラー 潜航せよ あき240さんの映画レビュー(感想・評価)
日本の同種の映画とは雲泥の差 予算規模だけの問題ではないと思います
いやぁ面白かった~!最高!堪能しました!
お話の筋自体は、そんなアホな!のレベルを軽く超越しています
しかしそれを承知でやる強引さ豪腕さにシビレます
お話がこれですから、それをやり抜くためにはディテールがしっかりしてないと馬鹿馬鹿しいだけになります
艦船、潜水艦の外部、内部、機器
特殊部隊の武器、装備、動き
何もかも綿密な取材をしたのだとわかるレベルです
一目でなんじゃこれとマニアにバレて白けさせるようなヘマは皆無です
登場人物は、アメリカ側はもちろん、ロシア側もプロフェッショナルばかり
アマチュアや無能は誰もいません
だから全てのシーンにやられてしまうのです
参りました
降参です
監督とスタッフこそが一番のプロフェッショナルだったのです
日本の同種の映画とは雲泥の差
予算規模だけの問題ではないと思います
綿密な資料調査や取材に裏付けられているディテールへの徹底的な拘り
何より基礎的な軍事、兵器などに関する知識の厚さ
付け焼き刃ではなく、長年積み重ねてきて常識化して血肉となっているそれらのレベルの高さ
それらが全て高い次元で劇中に活かされているからこそなのです
マニアにはそのことがハッキリと伝わってくるのです
ハリウッドとの彼我の差は縮まっているどころか、一層引き離されているという絶望的な思いに囚われました
近づいたのは小手先のテクニックに過ぎなかったのです
こんなものは日本では絶対に撮れっこない
そんな人材はいない
それへの熱意すらないのだ
そういう絶望です
はじめまして。あき240さん。
みかずきです。
沢山の共感ありがとうございます。
フォローありがとうございます。
10年近く映画レビューは書いていますが、
こちらのサイトには本年2月に登録したばかりです。
宜しくお願いします。
さて、本作、正しく、
潜水艦映画に外れなしという格言に相応しい作品でしたね。
潜水艦という限られた空間が緊張感を高めていました。
では、また共感作で共感させて下さい。
-以上-