「ファンタジーとして面白い」ハンターキラー 潜航せよ Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
ファンタジーとして面白い
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ロシアで起きたクーデターを頑張って止めるぜって話なの。
ロシア国内より米軍が先に知ったから、なんとかしようって米軍が頑張んのね。そういやこれ内政干渉だね。でも、クーデター起こした奴が戦争起こそうとしてるから、四の五の言わずに止めなきゃ! ってことなのかな。
潜水艦の艦長が主人公のはずなのに、前半は、お約束のように半ば偶然派遣されていた特殊部隊(お約束のように隊長はアウトロー)が大統領救出に頑張り、会議室では絵に描いたように頭の固い軍人と道理が解ってる人達がやり合うの。主人公はどこ行ったんだ。
でも、大統領救出のところ良かった。みんな『戦争を止めなきゃ』って頑張って、「どうせ死ぬなら、こんな風に死にたい」と思ったもん。
予想よりあっさり救出は成功して潜水艦に逃げ込むのね。ここから『あの潜水艦を沈めろ!』って、クーデター起こした奴が攻めてきて、もう圧倒的に戦力不利だからね。
「どうするんだ!」って手に汗握る展開で、でもその中で『軍人としてではない。人間として信頼し判断するのだ』って決断が続くんだよね。それで危機を乗り切んの。
「うおおおおー!」って感動はするけどさ、米軍もロシア軍も軍規無視しまくりなんだよ。上官命令をガンガン無視するからね。みようによっちゃ『開戦するかも知れない』ってときに、指示系統の混乱が発生してんの。
こういう軍隊は大丈夫かな。「さて撃つべきか撃たざるべきか、民主的に議論を尽くして決めてから」って言ってるうちに撃たれちゃう組織だからなあ。どうなんだろ。そういう人達ですら、世界の危機に団結して立ち向かって救ったんだって話ではあると思うけどさ。
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