劇場公開日 2019年4月12日

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「感動してしまった自分にびっくり」ハンターキラー 潜航せよ bionさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5感動してしまった自分にびっくり

2019年4月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 予告編を見てまあまあ楽しめるレベルかなと思っていたのですが、最後は、感動して目が潤んでしまった自分にびっくりです。
 ジェラルド・バトラー演じるジョー・グラスは、士官学校も出ていなくて潜水艦一筋の叩き上げの艦長ですが、艦長として最初の熱いあいさつで、艦員の心を掴みます。たまたま、ロシアに近いスコットランドの基地にいたために危険な任務に向かうことになります。ロシアのクーデター劇は、ちょっと安っぽいけれども、そこはアクション映画なのでおいておいて、監禁されているロシア大統領を特殊部隊と一緒に救出するという荒唐無稽な任務に向かうことになります。
 潜水艦が潜水していくシーンで、艦員がマイケル・ジャクソンのゼロ・グラヴィティーのような地上ではありえない姿勢になり、びっくり。そして、超高感度の機雷がある航路では、しゃべることはおろか、物音もたててはいけないという、超緊張状態になります。ドント・ブリーズ、クワイエットプレイスと同じで、劇場内でも音をたててはいけない縛り状態になって、緊張感を共有できます。緊迫した中、ジョー・グラス艦長とロシアのアンドロポフ艦長は目と目で語り合って、相手との信義関係を築きます。海の男同士の魂のぶつかり合いの後に、感動のラストが待っています。

bion