ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男のレビュー・感想・評価
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ビシバシ伝わってくる臨場感が最高!
面白かったーー!!
1980年のウィンブルドン決勝を迎えたテニスコートの緊張感が、38年の時を超えて映画を観ている私にまでピシバシ伝わってくるような、凄まじい臨場感のある映画だった!!
その決勝のコートで戦うのが「氷の男」と言われたスウェーデン人のボルグと、「悪童」と言われたアメリカ人のマッケンロー
2人の熱戦は「世紀の対決」と言われ、 のちのち語り継がれることとなる
その世紀の対決を、ただ再現するだけなら、その当時のビデオを見直すのと、あまり変わりがない
私が思わず感情移入して見入ってしまったのは、そこに至るまでの2人の軌跡が描かれていたからだった
ボルグと、マッケンローはテニスプレイヤーとしても対照的だったけれど、幼少時代も対照的で、全く異なる育ち方をしていた
そんな2人が同じ時代に生きて、互いの才能を認め合い、出会うべくしてウィンブルドン決勝のコートで巡り会う
そこに至るまでの2人の精神状態、緊張感、重圧と、息がつまるような重たい空気。
その全てがスクリーンから溢れ出るように伝わってきて、本当に素晴らしかった
そして、頂上にいる2人の最高のライバル関係とは、決してけなし合うもの、脚を引っ張り合うものでなく
てっぺんにいる2人にしかわからない目線で互いを尊重し、切磋琢磨して技術を高め合うものなのだと改めて思った
その2人の熱戦を、まるでそのまま切り取ったかのように再現しているのだけど、この臨場感がもの凄くて、思わずテレビでウィンブルドンの試合を観ている時みたいに声を上げてしまいそうになった(笑)
互いに絶対にあきらめず、最後まであきらめない熱戦に、最後は涙を流しながら観てた
緊張感もハンパなくて、映画館を出た時には、思わず胸を広げて深呼吸をしてしまった
ボルグもマッケンローも、2人が同じ時代を生きていたからこそ、最大限まで能力を発揮できたんだろうと思う
最高のライバルがいてこそ、プレイヤーは光り輝くのだ
そんな2人の高め合う関係が、とても美しく素晴らしかった
今年は実録スポーツ対決ものの当たり年
テニス界の悪童マッケンローを、ハリウッドの悪童シャイア・ラブーフが演じるというこれ以上ないキャスティングに加え、ボルグ役のスベリル・グドナソンがクリソツすぎ。
2人以外にも、ジミー・コナーズなどの実在の選手もソックリな俳優を配しているあたりもしっかりしている。
一見両極端な性格のボルグとマッケンローだが、実は根底では…というのがポイント。もちろんフィクションされた面もあるだろうが、こうした対比は同じく実際のテニス対決を映像化した『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』にも通じる。
対決の結果は、知らない人もネットで調べればいくらでも出てくるが、ここはあえて調べずに鑑賞するのがベター。
クライマックスのマッケンロー=ラブーフの表情が実にいい。
『バトル・オブ~』といい、今年は実録対決ものの当たり年。
ウィンブルドンの観客席にいるかと思った
ボルグとマッケンローを知らない世代だけど、それぞれの人物を解説がてら描いているので分かりやすい。
そして、この映画のハイライトのウィンブルドンのあの試合は、知っている人は結果を知っているんだろうけど、調べればすぐにわかってしまうんだろうけど、まだ知らない人は知らないまま見に行ってほしい。
まるでウィンブルドンの客席にいるかのように、手に汗握って応援してしまうから。
そして、今、応援しているスポーツ選手がいたら、競技が何であっても、「あんなにすごいんだ」って、ますます応援したくなるから!!
松岡修造さんのゲストトークもよかった。
本物は、テレビで見ていた印象よりも、顔が小さく、足が細く、若くてかっこよくて、(意外にも??)さわやかだった!
トークはとても分かりやすくて、観客を楽しませてくれようとする「おもてなし」精神であふれていた。頭がよくて、育ちがいい人なんだなーと思った。
いつも一生懸命なところが素敵だなと思っていたけど、ますます印象UPしました!
やっと見られた
往年の対決 話には聞いていたが 実話として映画になり見られたことがとても興奮した、
しかしテニスシーンのラリーが少なすぎて 2人のすごさが足りなかった ラリーの迫力がほしかった
役者として2人がよく似ていて 人となりははどんな人は分かりませんが もう少し彼らの人生を?知りたかった、 最後のヴォルグの勝ったシーンは泣けた 。
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