ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男のレビュー・感想・評価
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1980年頃、テニス界最強と言われたボルグとマッケンローの姿をリアルに描く
当時、男子テニス界最強と言われたボルグと台頭してきた悪童と罵られていたマッケンローの伝説の大激戦をメインに丁寧にテニスの一時代を築いた二人のトッププレイヤーを描いた秀作。
特にボルグの試合前の緊迫感溢れるルーチン行為を描いた場面が秀逸。
冷静、緻密と言われていた彼も相当なプレッシャーを背負っていたのだ。
邦題も秀逸な一品である。
<2018年8月31日 劇場にて鑑賞>
炎と炎の熱い戦い
たった1試合を見せるために、
二人のキャラを掘り下げていく展開は良かった。
他の事はいらん、ウィンブルドンの一戦に向けて
突き進むぞ!という潔さは好感が持てた。
マッケンローは炎のまま、
その危うさと次に何をやらかすか分からないのが、
面白かったけど、
ボルグは、ボルグも実はマッケンローと似てて、
同じことを繰り返したり、迷信を信じることで
アイスマンになった所までは、なるほど!
と思ったけど、
そこからは元の怒りっぽい性格が顔を出す
エピソードが繰り返しで、それさっき見たよ、
というすこし中だるみした気もする。
僕はマッケンロー派だったけど、
あそこまで自分を律して、
狂気じみたルーティンをこなすボルグにも
勝って欲しかったので、
ラストのウィンブルドン決勝はとても熱かった。
最終ゲームを二人の顔のアップと過去で進めて行く
演出がクールでカッコ良かった。
氷火山
ボルグの過去のフィードバックが効く。表情には見せないが中は煮えたぎっている。闘いに向かわざるを得ない者の是々非々感がじっくりと味わえる。第4セットのタイブレークで、観てるこちらが「もういいよ。勝ち負けは」と思わせる表現力。無の境地に至る第5セット、こっちも悟りの世界に誘われる。ただ、目の前にのみ集中し続ける。この手合わせを経たからこそ、最後のハグが社交辞令には決して映らない。
再び・・・
確か深夜2時40分頃に決着がついたように記憶しています。第4セットのタイブレイクが18-16であった事。第5セットが8-6であった事が蘇りました。確かこの年の全米はマッケンローが勝ち、劇中でありましたが翌年の全英は3-1でマッケンローが勝ち、ボルグは引退したことも蘇りました。ボルグは悲願の全米制覇が出来ませんでした。
リアルで観たものにとって、感慨深かったと推測します。その一人ですが! そうそうボルグは切れやすかったと当時何かで読みました。この決勝、マッケンローは紳士だったと記憶しています。
記録映画としての価値?
記録映画みたいだった。
スウェーデンが、テニスにおける自国の至宝であるビヨン・ボルグを未来永劫記録しておくために作った映画。
BBCも入った北欧3国の合作映画だもんね。
それはやはり、5連覇がかかったウィンブルドン選手権の決勝で、相手は若者マッケンローというあの試合しかないでしょう。
(この翌年の決勝も同じ二人で、そちらはマッケンローが勝利し、ボルグはそのまま引退した、という事実は、自分はこの映画を見て知った)
ラストの試合は、両者を平等に扱ったせいか、心の動きにフォーカスすることがなく、起きているプレーで心中を察せよ、というスタイルだった。それだけに記録映画のように感じたのだろう。
選手の心のうちは観てる人にはわからないし、それを想像で描いちゃうと純粋な創作になっちゃうもんな。
ドラマと記録のどちらに比重を置くかというのは、中々難しいものだなあ。この映画は、記録面に重きをおいた感じで、それがために、手に汗握る映画ではあるが、語り伝えられる映画ではなくなっていると思う。
この試合自体が、ドラマだからね。
お互いに友達ができてよかったね、という結末はなんか好ましかった。
天才同士がぶつかるときに散らす火花に圧倒される
天才と天才がぶつかり合う時に散る火花の鮮烈さに圧倒される作品。
世界ランク1位のボルグはウィンブルドン5連覇がかかる。これに立ちはだかるのは新星、世界ランク2位のマッケンロー。
この2人が激突する80年の男子ウィンブルドンの決勝戦を中心に描く。
これが、ボルグがマッケンローを、マッケンローがボルグを、お互いに研ぎ澄ましていくような凄まじいゲーム。
試合の合間には、それぞれの決勝戦までの道のりが描かれる。
勝負と、そのインサイドストーリーを描く手法はシンプルだが強い。
役者2人のなりきりも素晴らしい。
無駄なシーンが多かった
もう少し色々な場面を削ぎ落としたら、もっと良い作品になったと思う。。。
試合の場面も、カメラワークの問題だが、やや単調だった。
マッケンローがなぜあの試合は我慢のテニスができたのか。。。その追求も欲しかった。。。
なんかもったいぞ。
当時の事知ってるので、期待してた。
今ひとつの出来。
いっそ、ドキュメンタリーでやってほしかった。
やっぱりプレーのフォームとか、気になるし。
ドラマ部分は、俳優さんがやるとか?
バラエティの再現フィルムになるか?
今は、選手はチームでサポートしてるけど、
当時は、ヒッティングパートナーもいなかったのかな?
ボルグが、球出し機械で練習してたけど、
他人と関わるのが嫌だったの演出だったの?
プレイヤーは孤独
これまではテニスの試合はすごいプレーだけに集中して観ていたが、この映画を見て、プレイヤーはただテニスをしてるんじゃなく、色々なものを背負ってコートに立って、一人で色んなものと戦ってるんだと思った。
面白かったけどなぜか4
なんでこの映画作られらんだろ
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