「どちらも「熱い」男」ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男 Teiranさんの映画レビュー(感想・評価)
どちらも「熱い」男
昨夜夫が「ボルグとマッケンジー観よう」というので
何の映画?と思ったら、テニス映画でした<マッケンロー
私「マッケンジーって・・・聞いた事ある。・・・刑事だっけ?」
夫「それはマクロイド」
私「あぁ!そうか~w(*゚o゚*)w」(警部マクロード)
私の弟が学生時代テニスをやっていて(私はバドミントン)
よく試合中継観てたのでなんとなく私も観るようになって・・・
夜中にウィンブルドン一緒に観てたなぁ・・・
映画のボルグ、イケメンですね
私の好みではないけど女性にモテるタイプだな・・・
ジョニー・デップみたい
副題に「氷の男」と書かれているボルグですが・・・
冒頭で、ホテルの上階のバルコニーから上半身裸で身を乗り出して
落ちる寸前みたいなポーズでストレッチする所はヒヤリと
しましたけど、彼の性格(映画で描かれている)を象徴する
いいシーンだな、と思いました
「世界で1位」になる事に拘り
禁欲的な宗教家みたいにストイックで決まった手順を好み
ゲン担ぎとかに拘る・・・しかしその実は本編の中で
「氷山のように言われているが、実際は噴火寸前の火山だ」
と言われているように、危うい熱さを持っている男
子供の頃の彼は、キレやすかったそうな
副題の「氷の男 炎の男」は、わかりやすい対比ですけど
どちらも「熱い男」なんじゃないですか表面的な
見え方が違うだけで
「負けたら引退」
結局ボルグはウィンブルドンで勝利して5連勝
ボルグとマッケンローが試合の後、ばったり空港で出会い、
挨拶を交わして立ち去ろうとしたマッケンローがついっと
去りがたいように戻ってきてカメラが引いて・・・
何か照れくさそうにふたりが話しているような(会話は聞こえず)
表情や仕草や雰囲気が自然な感じでとても良かった
その翌年、ウィンブルドンでマッケンローが宣言通り優勝
ボルグ敗退で引退
その後、親友になってマッケンローの結婚式にボルグが
出席したり
いい話だな~・・・
出来すぎ感あるので事実はきっと、違うのでしょうけど
事実を元にしたフィクションと思えば・・・役者は皆
いい演技していたし、脚本も綺麗にまとまっていて
派手さはないけど良い映画でした