「汚れた大人が観てはいけない映画でした」Merry Christmas! ロンドンに奇跡を起こした男 オカマ声ちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
汚れた大人が観てはいけない映画でした
タイトルは知らなくても内容を言えば「ああ、あの話し」と思い出せる『クリスマス・キャロル』誕生の物語。
現実と空想が混じり合い、『クリスマス・キャロル』の主人公スクルージを通して原作者チャールズ・ディケンズの過去や現在、その内面を描いた物語なんだけど……ダメな大人なので突っ込みが止まりません。
さっきも書いたように守銭奴スクルージとディケンズが対話しながら小説『クリスマス・キャロル』と同時進行で映画が進む。
何故ディケンズは人を信じず、金儲けばかりするようになったのか?
脳内のキャラと会話しながら自分を見つめ直すのはいいよ。
それはそうと、手を動かせ!寝るな!ハイハイ!さっさと書く!
そして、本当にこれ無理だわ!なったのは、買い物依存症のディケンズのお父さん。
お母さんは「お父さんも苦しんでるの……」とおっしゃりますが、見てると買い物依存症が治らないのは家族の甘さが原因では?
本当に母ちゃんも姉ちゃんもよく父ちゃん許せるな。
まぁ、この時代に依存症なんて病気として認知されてないから治療のしようも無いし、家庭崩壊しても治らないんだから現代でもこの父ちゃん無理だわ。
父ちゃんも自分の浪費癖で家庭崩壊させて、なんで自分は愛されてると思う?
例えばの話し、親の借金で風俗に売られ、返し終わった後に、その原因の親とまた暮らそうとなんて思えないし、親とも思えない。
おまけに「いや~大変な目に遭ったわ。……で3万ちょうだい」言われたらクリスマスの幽霊じゃなくて私が名前が彫られてない墓に親ぶちこむ。
ウチの両親が普通で本当に良かった!
『クリスマス・キャロル』のテーマの様に人は失敗しても変われるし、やり直せる。
やり直せるけれど仏の顔も3度まで。
右の頬叩かれたら相手の左頬を抉るように打つべしと、許しの心に限度を設ける人にはこの映画向きません。