劇場公開日 2018年8月10日

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「フローレンスがエドワードを怖がる原因は なんだろうか?」追想 きりんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0フローレンスがエドワードを怖がる原因は なんだろうか?

2019年12月23日
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鑑賞方法:DVD/BD

フローレンスは父親の前では萎縮している。

父親の、テニスコートでのあの「大声」での叱責を見て思いました
― 父親の家庭内での暴力的・抑圧的な子育てが、じつは相当に娘フローレンスのPTSD になっているのではないかなぁと。

エドワードのことがあんなに好きであってもね、後付けの恋愛感情のめっきが早晩剥がされてしまうほどの幼少期からの体験、すなわち父性への恐怖感と“男性性”への反射的な拒絶です。
(もちろんフローレンス自身の元々のパーソナリティーもあるのでしょうが)。
そのことは
ホテルでの二人の「初喧嘩」やベッドインに焦るエドワードの「大声」へのフローレンスの過敏な反応を見れば、彼女の家庭内での源体験が想像できてきます。

対して、
エドワードの実家のお父さんは、息子の連れて来たこの優しいガールフレンドを心底喜び「結婚しろ」と短く言ってくれた。この父と子は心優しき娘の登場に感極まってむせび泣いていたではありませんか。
ああ、平凡でもよいから二人には相性良く結婚して 幸せになって欲しかったなぁ・・

それにしても、
男と女。別個の存在が共棲を始めるのは難しい。輸血や臓器移植同様、ものすごく簡単ではない事なのだと改めて思いました。
(牧師さんがフローレンスの異変を心配していましたが、専門のカウンセラーがこの二人には必要だった。間に立ってくれる信頼できる第三者がいなかった)。

人間は複雑です。
同居という“臓器移植”様の拒絶反応を如何にして抑え、自覚してポジティブに克服し、あるいは笑って上手にスルーする技術を得られるか。これは結婚生活の継続の鍵ですよ。生育歴の足かせと呪縛から自由にならなければ。

バーブラ・ストライザンドの「追憶」のオマージュでしょうか。今作も、なぜ?なぜ?と呟きながら悲しい別れに泣かせてもらいました。

エドワードとフローレンスの結婚は6時間。
(いきなりの自分語りですが)僕の結婚は20年でした。めっきの下に隠された地金に克つ事は、夫と妻にとって、お互いまったく容易ではありませんわ。

皆さんのご健闘とお幸せを祈ります。

きりん
kossyさんのコメント
2020年2月4日

お久しぶりです~
みなさんシリアスなことばかり書いているので、音楽に絞ってみました!DVとか性的なことなんて全く感じず、すべて音楽にしか頭が向きませんでした・・・

kossy
NOBUさんのコメント
2020年1月22日

おはようございます。

 アップサイドの件です。

 彼女の手元は映りませんよ。

 猥雑感もないので、心配はないですよ。

 それでもダメですかね。かなり、笑える場面でしたが。

NOBU