「真面目が過ぎて」追想 ミーノさんの映画レビュー(感想・評価)
真面目が過ぎて
1960年代前半、脳の障害で病んだ母親を長男として守りながら勉学に励む彼と、まだ保守的な家庭の中でプロのバイオリニストを真剣に夢見ている彼女が出逢い、お互い誠実に貞操を守った2人の新婚初夜というより新婚午後?ちょっとしたギクシャクから離婚になってしまう。結果だけを見るとそれで終わりだけど、本当に愛し合っていた2人を丁寧に描く。
そんなに急いで結論を出さなくても…と見ている側は思うが、愛する相手にだからこそ理想の自分でありたい、ということだろう。
10年後、45年後の2人に泣ける。
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