「神楽のシーンにアニメーション的快楽がある」若おかみは小学生! sugikenさんの映画レビュー(感想・評価)
神楽のシーンにアニメーション的快楽がある
数多くのジブリ作品で作画監督などを務めてきた名アニメーター高坂希太郎の「茄子 スーツケースの渡り鳥」以来11年ぶりとなる監督作。原作はテレビアニメ化もされた児童文学のベストセラー。事故で両親を亡くし、引き取られた祖母の旅館で若女将を務める少女の成長がさまざまな客たちと関わりを通じて描かれていく。自らを導く幽霊たちとの別れを決意し、最後に舞う神楽にアニメ的快楽が詰め込まれている。大人も楽しめる良質な作品。
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