劇場公開日 2021年3月26日

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「赤リュックと金髪」騙し絵の牙 唐揚げさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5赤リュックと金髪

2021年5月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

幸せ

大泉洋にあてがきした塩田武士の同名小説を、吉田大八監督が大泉洋主演で実写映画化。
大泉洋がハマってないわけがない。
個人的には大泉洋出演作品ベストでした。
皆さんおっしゃっていますが、予告などで盛大に騙し合いバトルと宣伝していたこともあって、“騙し”の平凡さは少々期待外れでした。
速水が静かに少しずつ仕掛けていく罠は、平凡かつ色々ありすぎて、振り返ると正直あまり覚えていない。
ただ、ドラマとしてはとても良い。流石です。
とても観やすいし、ただの大衆向け作品にならずに出版業界の裏側的な部分も興味深く、自分は日○劇場の企業モノドラマよりこっちの方がタイプ。
一本の映画として邦画らしい良さのある作品でした。

そして、なんといっても豪華キャストが魅力的。
予告やポスターの主要登場人物以外にも隅々に名脇役の方が出演されていて、しかも演技がとても良い。
騙し絵の騎馬、K.IBA、大泉酔うのような言葉遊び的な要素も楽しい。
“騙す”と聞くと嫌な感じがするけれど、どっちかというとヒューマンドラマ。
コンフィデンスマンとはまた違った、気持ちの良い終わり方にある意味騙されました。

ところで、二階堂大作先生の小説アニメ化は結局どうだったんだろう?

唐揚げ