「日曜美術館」止められるか、俺たちを かぴ腹さんの映画レビュー(感想・評価)
日曜美術館
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若松プロダクションのこともなにもわからず、門脇麦のファンとして映画館に入った。日曜美術館で井上新を知った自分としてはインテリ以外の役を演ずる彼が新鮮だった。
あらゆるものの毒が抜かれた今の世相からすると、まるで荒野のようなあの時代がうらやましい。知らない間にこんなにもひ弱な世界になっていることに愕然とする昨今、幼い頃経験したあの罵声飛び交うたくましさをどこで見失ってしまったのか。
門脇麦の遺影が自分に問いかけているようだった。
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