轢き逃げ 最高の最悪な日のレビュー・感想・評価
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ストーリーに共感できず・・・
ひき逃げ犯が徐々に追いつめられるという展開を期待していましたが、それは最初のうちだけで、めでたく犯人が捕まった後からこの映画の本当のストーリーが始まります。
それはそれで良かったけど、如何せんストーリーが結果ありきで書いているのかと思うほど雑で不自然な箇所が散見され、全く共感ができませんでした。
1、何で真犯人は事件があった日に裏道を通って行くことを予見できたのか?途中渋滞に巻き込まれたから裏道を通ることを運転手に進言したけど、もし渋滞してなかったらどうなるのか?
2、犯行の動機が親友に対する嫉妬って・・・親友をそこまで憎んでいるなら、そもそも友達になんかならないだろ!嫉妬する心理が理解できない。いじめられている自分に対して優しく接してくれた相手なら感謝しかないんじゃない?
さらに、こんなサイコな奴なら友達もヤバい奴って付き合っているうちに気付くだろうし、動物の目だけを切り抜いた脅迫状?も何故これなのかという理由がよくわからない。
3、水谷豊が警察ばりにあそこまで動かなくても、警察(岸部シロー)に任せておけば解決したんじゃね。
4、アップになった時の顔の表情で不自然な表情がいくつかあった(特に水谷豊)。演技がヘタなのか意図的なのかよくわからないけど。
5、犯人の婚約者が何故あそこまで、犯人に対して愛情を示すのかよくわからない・・・だったらその根拠となるような(結婚前の)エピソードをちゃんと描くべき。
水谷豊が脚本・監督した作品とのことですが、悪いけど俳優は俳優に徹した方がいいと思う。
意欲作ではあると思うが、設定がいかにもご都合主義的
加害者は結婚式の打合せを控えていて、その式の打合せに急いでいた。
渋滞を避けて近道して、結果、轢き逃げ事故を起こしてしまうー。
迂回を試みる時点で、すでに相当の「焦り」があったはずですから、そんな心理状態でより歩行者を避けづらいてあろう、細街路(幹線ではない、いわゆる生活道路)に入るのは、ある意味で矛盾していることなんだなぁ…とも、再認識しました。
評論子は。
しかし、「一度も見たことがないので、親友の困り顔を見たかった」という動機には、知能指数すら疑いそうになりますし、そもそも、休業日であることが分かっている喫茶店に呼び出したからといって、被害者が、タイミング良く(?)加害車輌に轢かれるとも限らない。
(クルマを避けるでしょう、ふつうに。近づいてくる音が聞こえたら。)
偶然の轢過を、あらかじめ計算して、計画するというのは、語弊を恐れずにいえば、ナンセンスというほかないようにも思われます。
交通死亡事故被害者の両親、その加害者となってしまった者、その捜査に当たることになった者のそれぞれの視点から事態を浮き彫りにしようとする着想は、ある意味では「意欲作」とも言えるかとは思いますし、その点を買わないわけではないのですけれども。
しかし、観終わって「重厚な人間ドラマ」だったとは、言い難かったように思います。
同じく水谷豊監督の別作品『太陽とボレロ』がなかなかの出来だっただけに、惜しまれる一本だったというべきでしょう。になってしまいました。本作は。
率直に「凡作」たったと評しなければならなかったと思います。評論子は。
ひき逃げです!
監督と脚本は『太陽とボレロ』の水谷豊
宗方秀一は親友の森田輝を乗せ青いジープを走らせ明らかに急いでいた
宗方は婚約者の白河早苗と結婚式会場で結婚式の打ち合わせに行く途中だった
親友の森田は結婚式の司会を務めることになっていた
抜け道を通り観てるこっちがハラハラするような乱暴な運転で挙げ句の果てに道路の真ん中にいた若い女性を轢いてしまう
しかも宗方と森田は事もあろうにひき逃げしてしまう
TV報道によると被害者の時山望は意識不明のまま搬送先の病院で死亡が確認された
前半はいつバレるか加害者側がハラハラするスリル
2人は逮捕され後半は主に被害者遺族である父の時山光央視点で
轢き逃げ犯逮捕で轢き逃げ事件は一件落着ではなかった
ここがこの作品のミソである
無くなった娘の携帯電話を探す光央
それには証拠があった
轢き逃げ事件は森田輝によって仕組まれたものだった
観る前はあまり期待してはいなかった
可でもなく不可でもない無難な作品だろうと
轢き逃げ犯が最後の最後で逮捕される話だと予測していたがそれよりもはるか早く逮捕された
森田輝役の石田法嗣を褒めたい
被害者役のさなはサンミュージック所属のお笑い芸人だった
Wikipediaの写真はなぜか寝顔だった
もう少しマシな写真はなかったのだろうか
数年前女の子を出産し最近は男の子を出産したそうだ
おめでとうございます
奇しくもひき肉ポーズぽい形で轢かれてしまった望
ちょんまげ小僧より3年早かった
何が流行るかわかったもんじゃない
あとこれに限らずレビューで「テレビドラマでいいじゃん」って意見が散見されるが正直目障りというかなんだかなあと呆れてしまう
映画に求めるモノは人それぞれなんだろうけどテレビドラマのレビューだけしてれば良いのにとぼやきたくもなる
さらになにかといえば昭和だと見下す人もなんだかなあと最近つくづく思う
本人はそれで自分はクールだと思い込んでいるんだろうな(ダサッ)
平成や令和がそんなに正しいなら今の世の中もっと良くなっているはずだ
配役
城島建設営業部所属社員の宗方秀一に中山麻聖
秀一の親友で秀一と同様に城島建設社員の森田輝に石田法嗣
秀一と輝が勤務する城島建設副社長令嬢の白河早苗に小林涼子
秀一が起こした轢き逃げ事件を担当する若手刑事の前田俊に毎熊克哉
轢き逃げ事件の被害者で美術館のスタッフの時山望にさな
早苗の父で城島建設副社長の白河謙造に堀田眞三
城島建設専務の倉持信太郎に原康義
信太郎の息子で城島建設営業部課長の倉持勝に黄川田将也
城島建設営業部部長の滝沢に西沢仁太
望の友人で美術館スタッフに吉村美咲に美智子
望の友人でダンススクールのレッスン生のリサにNON
望の友人でダンススクールのレッスン生のマコに太田彩乃
時山光央が勤務している大沼海運の社長の大沼澄央にHIDEBOH
轢き逃げ事件の現場の前にある喫茶店「スマイル」のマスターに山中崇史
轢き逃げ事件の被害者になった望の父親の時山光央に水谷豊
轢き逃げ事件の被害者になった望の母親の時山千鶴子に檀ふみ
秀一が起こした轢き逃げ事件を担当するベテラン刑事の柳公三郎に岸部一徳
轢き逃げ 最高の最悪な日
【ピロシの映画レビュー②⑥】
題名 轢き逃げ 最高の最悪な日
⚫︎監督
水谷豊
⚫︎脚本
水谷豊
⚫︎出演者
中山麻聖
石田法嗣
小林涼子
毎熊克哉
水谷豊
檀ふみ
⚫︎製作会社
映画「轢き逃げ」製作委員会
⚫︎配給
東映
⚫︎公開
2019年
⚫︎上映時間
127分
⚫︎製作国
🇯🇵日本
⚫︎ジャンル
サスペンス/ヒューマンドラマ
相棒でお馴染み水谷豊、二本目の監督作品。ダイレクトすぎる題名に興味を持ち鑑賞しました。
⚠️⚠️⚠️ネタバレ注意⚠️⚠️⚠️
大学時代からの親友同士が主人公。
アポに遅れて焦って運転した挙句に衝突事故を起こし、救助せずそのまま立ち去ってしまう。
轢き逃げしたその後、2人の周りで不思議なことが起きていくのですが、、、
狂気さを演ずる芝居は正直中途半端な気もするが、脚本的にはなかなかの切り返しです。
本作は事故を隠蔽する空虚さもそうなのですが、一番訴えたかったのは『男のジェラシー』
ご存知だと思いますが、女の嫉妬より男の嫉妬の方が怖いですよ。ネチネチしていて陰険です笑。
性質上、基本猿山の猿でいたい、そして独占欲がありますから、モテや金銭の多寡や地位など、隣の芝生は青く見えてしまう動物なのです!オソロシイ😂😂😂😂😂
その嫉妬心を反骨心に昇華させてパワーアップするのか、ただの負け犬になるかはその人の精神性次第ということになるのでしょう。
一服の清涼剤は、轢き逃げ犯の新妻が最後まで献身的なところですね。救われます。終盤の壇ふみの情感溢れる演技も泣かせます。
是非ご覧ください❤️
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う〜ん…なんともやりきれない作品だな…
もうただただ悲しい、やりきれない作品
副社長の娘と結婚ってもっと悪い感じのヤツだったとしたらまた見方が違ったかもしれないけど、やたらと目の敵にしてくるモラハラ上司が居てってなると開始からしばらくは、ダメなんだけど捕まらないでほしいなぁとも思ったりしてしまう
轢き逃げをしてしまった側の苦悩も、その周りの人も辛い思いをしているなぁと感じた後に、今度は被害者遺族側の話になってくるのでもう感情がどうしていいか分からない
結婚相手が本当にただ政略結婚や出世のためだけでなくきちんと付き合っていて、最後もその副社長の娘さんが彼を待ち続ける決意をしたみたいな感じだったので、尚更辛い
何か変な部分はあるが楽しめた!!
テンポは良くないですが、そこら辺の邦画より楽しめました。加害者が大手企業の幹部候補なのが、人生の転落者としてのバランスが良いと思います。前半で逮捕されるシーンは怖かったです。「結婚は待ってください」と言えなかった男に、お嫁さんが優しすぎて、また会社の人等からも罵声を浴びせられるシーンは無いので、立場が変わって豹変する人間がいないのは何か違うと思いました。後半はサスペンスになりますが、無茶なトリックで内容が前半に繋がっていくのは、まあ上手かったです。被害者のお母さんが優しすぎるのが災いして、加害者のポエムと相俟ってラストは何か残念でした。喋り方が右京さんじゃないので、水谷さんだと気づきませんでした。観終わってみると変な部分が多いですが、このタイプの邦画特有のジメジメ感が無く観ている間は楽しめたので、この調子でどんどん映画を撮っていって欲しいです。サブタイトル、彼にとっては最高の日だったのかな、折角のキモ演技なのに共感もファンも得られないとは思いますが。
終始つまらなかったです。
前半、轢き逃げ犯の描写、全然共感出来ず不愉快でした。
轢き逃げ犯の葛藤を描いてくのかと思いきや、なんの前触れもなく突然の逮捕。
は??
そして、被害者のお父さんが水谷豊だと分かり、あぁなるほどここからがドラマになるのねと思いきや、サスペンス風の展開に。
え??
お父さんのやり過ぎな行動。。もう犯罪ですよ。
全然付いていけない。。
そして、そもそもの轢き逃げは親友の描いた筋書きだった。
な??
なんじゃこりゃ。
真犯人(?)の演技は大袈裟だし、最後までつまらなかったな〜
胸糞悪い
初っ端から騒がしい男の言い訳、乱暴な運転、そして事故、轢き逃げ。
テンポは良いけど主犯も同乗者も自分の保身ばかりで轢いてしまった相手のことは一切何も言わない。
そして終盤の展開…終始胸糞悪い。
少し気になったのは、主犯の婚約者(こちらはお嬢様だからなのかな?)や、轢き殺された娘のLINEなど、若い女性が使うには違和感のある言葉遣い。
決してつまらないわけではありません。が、もう二度と観たくないという数少ないタイプの映画でした。
私は水谷豊が性に合わないのだ!!
先入観。
いやこれはもう確定なのだ。
超古い話しを持ち出すが、水谷豊さんの若かりし頃、一応ヒットしたと言われる「熱中時代」
この時の北野広大先生役が当時の私の子供心で大嫌いだった。
このキャラが後に彼のモノマネとして代表的になり、知名度を確固たるものにした。
特にその後は代表作に恵まれず、そのまま消えるかと思いきや、キャンディーズの蘭ちゃんと結婚とは驚きすぎてますます「なんでやねん!」と嫌悪感はMAX。
そして今や国民的シリーズドラマ相棒へと繋がる。
そんな相棒はただの一度も見たことはない。
そんな人の監督脚本作品だが、タイトルから見ておこうと思いNetflixに配信されたので観てみたが、なんなんだこれは。
この人は演者としても、作者としても私の中ではオワコン間違いなしだ😤
知名度乏しい役者を起用し、完成作品で評価してくれと言わんばかりのナルシスト映画。
(岸辺一徳 檀ふみ 小林涼子 毎熊克哉は除く)
ありきたりな轢き逃げシーンから始まり、勤務先の職場の雰囲気は何時代なんだ?と言いたい低レベルな演出。
挙句、この父親が相棒の如く色々と聞いてまわり、警察もどきの動きを見せる。
もうこの瞬間、一気に心が覚めきる。
そして後半はとんでもない方向へ進んで終わる。
ロケ地についても神戸の有名スポットをこれでもかと脈絡なく使い、神戸で都合9年勤務して土地勘のある私にとって「素人観光か!」と呆れてしまった。
轢き逃げという社会派テーマを足蹴にしたような本作はとてもじゃないが評価出来たものじゃない。
The sympathetic look at the kille...
The sympathetic look at the killer in the film was just depressing to me personally. The way the film ends, leaving room for lingering and discussion, shows the intelligence of the filmmakers, but at the same time, I found it to be naive. I think it is a Japanese film that postpones the conclusion and keeps an indefinite attitude, which is very reserved. It was interesting only in the beginning. It became boring at once when the two men make an arrangement to go to an amusement park. The detective's personality was too strong and competent, so he completely eclipsed the main character. Perhaps because of the difference in the level of skill of the actors, the supporting actors left a more vivid impression on the audience. I watched this film expecting a crime suspense in which the criminal side makes an irreversible mistake, digs a grave, and destroys themselves, but it was a humanistic story that was close to human sentimentality.
前半は良い。乱暴な運転がその後の展開を思わせてハラハラする。 脅迫...
前半は良い。乱暴な運転がその後の展開を思わせてハラハラする。
脅迫状はもうこれ親友のテルでしょうっていうくらい怪しい雰囲気出し過ぎ。
秀一は早々に逮捕されるが、実は本当の黒幕がいて
その後、事件の真相が被害者の父によって暴かれる、、かと思いきや
暴走する父。 見守る警察。
事故を起こさせようとして女性を店の前に呼び出して、
車の中でわざと携帯を落としても
相当の偶然が重ならないと事故は起こらないと思う。
店の前は人と車がすれ違える幅あるし。
たまたま上手くいってしまった。
これって罪になるの?
最後は教習所のビデオのよう。
被害者母がすごい人格者。
事件の後は悲しみしか残らない
水谷豊の映画監督第2作目。
初監督の前作『TAP THE LAST SHOW』がイマイチだったので、本作もさほど食指そそられず、今頃になって鑑賞。
大傑作!とか、非常に優れたとかではないが、前作よりかはずっと良かった。
ある地方都市。
大手建設会社勤務のエリート社員の宗一と、親友の輝。宗一は副社長の娘と結婚が決まっており、公私共に順風満帆だった。
ある日、結婚式の打ち合わせに遅れ、表通りではなく輝の知ってる脇道を行く事に。その脇道の喫茶店の前で…若い女性を轢いてしまう。
周りに人気も無く、誰も見てない事をいい事にその場を立ち去るが…、すぐに事件となり、2人は心身共に困憊していく。
前半は加害者側から。
勿論轢き逃げは犯罪。
映画って不思議なもんで、加害者を主人公にした場合、いつバレるのかいつ捕まるのか、感情移入とまでは言わないがハラハラスリルさせる時がある。
本作も然り。
2人も気が気ではない。起こしたその時から。
ニュースや新聞をチェック。人目も気にし、常々連絡を取り合う。
自首すべきか、このまま何も無かった事にするか。
こんな事で人生を終わりにしたくない。2人が選んだのは…。
そんな時2人に届いたある封筒。中には、写真の動物の目。これは、誰かが見ている、もしくは誰かが見ていた事を意味している…?
宗一は無事結婚式を挙げるも…、監視カメラに映った車の映像などからベテラン刑事の柳と新米刑事の前田にマークされ、宗一と輝はスピード逮捕。
前半で事件は解決してしまい、後半はどうなるのかと思ったら、後半は被害者遺族側から。
被害者の両親、時山とその妻の千鶴子。
悲しみに暮れる2人だが、特に父親は生前母親と比べて交流無かったようで、喪失感が大きい。
娘の遺品から日記帳を見つけた時山。それによると、喫茶店が休みの日、その喫茶店の前に居た娘。何故…?
また、娘の携帯が無くなっている。
無くした携帯を探しにたまたま喫茶店の前で跳ねられた…?
それとも、誰かと待ち合わせていた…?
何にせよ、そんな事で娘は死んだのか…?
何故、娘は死ななければならなかったのか。
時山は独自に娘の死の疑問を解明しようとする…。
水谷豊が監督(脚本)兼時山役。
庶民役でもやっぱりあの名物刑事。見事鮮やか!…ってほどではないが、周りの同情や協力あって、真相に辿り着く。
娘は、意図的に殺されたのだ…!
後半は被害者遺族の悲しみのドラマと並行しつつ、ヒューマン・サスペンスと思わぬ真犯人のミステリー仕立て。
しかしながら、ミステリーはちと期待外れ。序盤のある台詞や娘の友人のスマホ映像から何となくすぐ分かってしまう。
加害者ドラマ、被害者遺族ドラマ、サスペンス/ミステリー…一つの轢き逃げ事件をきっかけに交錯する運命を描いているが、一見巧みのようで、一体主軸はどれ…?
水谷豊の演出は相変わらずオールド・スタイル。
真犯人は突然のサイコパス! 理解出来ない憧れと妬みの入り交じり。
そして、時山の不法侵入はお咎めナシ。
ツッコミ所も多々。細かい所は気になるんじゃあ…?
加害者のような被害者のような宗一。ラスト、彼が妻に掛けた言葉、手紙の独白は悲痛。
真犯人も捕まり、亡くなってから初めて迎えた娘の誕生日。少しは安堵の気持ちでいられるかと思いきや、泣き崩れる。
各々、一つの事件の“轢き”起こした代償はあまりに大き過ぎた。
揃いも揃って…
全員演技が下手。教習所の事故DVDを見てるようだった。轢き逃げを扱ってるの、事件の裏にあるサイコパスを捕まえるのか中途半端。特にサイコパスの演技は酷いし、全体的に胸糞悪い。喫茶店の前に待たせておいて、轢き殺させるってどんな確率なんだ。。
久しぶりに集中して観れた作品。
携帯がないことから友人たちをたくさん訪ね歩き、合コン相手の男を探すに至るまで、被害者の父親(水谷豊)が住居侵入?まで犯すところがいまいち謎だった。轢き逃げ犯が捕まっていないならまだしも、もう捕まってるのに何に駆り立てられたんだろう…。
娘が亡くなり、何かに集中していないとやるせないっていうことの表現・心情だったんだろうか。
輝に会ったときの「轢かれたとき、娘は生きていたんですか。教えてください」ってどういう意味だろう。殺されたあとに道路に置き去りにされたことを疑ったのかと思ったけど、男と会ってたことも分かってない段階だし…。
輝の計画もよく分からない。約束はドタキャン前提、秀一の困った顔を見るため同乗までするのに「あそこ(休みの喫茶店の前)に望がいてもいなくても良かった」って、どんな計画だよ。
と、分からない点は多々あるものの、私は結構好きです。評価低いようだけど。後半にかけて「なんか話が変わってきた…!?」とドキドキしたし。
題名が最悪
最高の最悪ってなんの事言ってるの?
轢き逃げした事?サイコ野郎にハメられた事?
最悪なのは轢き逃げされた側だろうに、完全に作者は「轢き逃げ」という言葉を客を釣るための餌にしか思ってない事が最悪だ。
どの立場にも注がれる真摯な眼差し
WOWOWシネマ「W座からの招待状」で鑑賞。
加害者、被害者遺族の視点の切り替えが鮮やかでした。どの立場の描き方も公平かつ真摯な眼差しで見つめられており、水谷豊監督の演出手腕が見事だなと思いました。
前半は加害者側の焦燥が描かれ、いつ逮捕されるか分からないというスリルがありました。このままラストまで、逃げ切るか捕まるかの緊迫した加害者の様子が描かれるのかなぁ、と思いきや、あっさりと逮捕されてしまいました…。
ここから何を描いていくのか気になりながら観ていると、視点が被害者の父親に変わり、娘の死に疑問を感じて独自に調べていく父親の捜査劇が展開されました。物語の様相が変化し、ミステリーの風味が現れ、意外な真相が明かされたりと、さすが刑事ドラマや2時間サスペンスに多く出演している水谷監督らしいどんでん返しだなと思いました。
加害者の贖罪、遺族の悲しみ…。虚しい事件の真実により、元々一筋縄でいかない問題が、余計に痛みを伴って、突きつけられて来たように感じました。
壊れるのは一瞬。その後に待っているものは再生なのか、それともさらなる崩壊なのか…? だが、どれほど残酷な出来事が降り掛かろうと、生きていかなくてはならない…。
もしかすると、彼らに待っているのは、生き地獄なのかもしれない…。両者が、一生消えることの無い痛みを抱えたまま、何に光を見出だせば良いのか? ―心が重くなったところで、ラストシーンに救われたような気がしました。
――
番組ナビゲーターの小山薫堂と信濃八太郎のエピローグ・トークでも言及されていましたが、亡くなった娘の誕生日を祝った母親が泣き崩れるシーンに泣かされました。
それまで悲しみに暮れること無く過ごしている様子だったので、「娘が死んだのに、こんなもんなんかな?」と違和感を覚えてしまいましたが、誕生日を祝ったことで、もう永遠に歳を取ることがない娘の死を実感し、堪えていたものが決壊したのかもなと考えると、涙が止まりませんでした。
【余談】
真相を探るために、加害者の住居に不法侵入までした被害者の父親でしたが、おとがめ無しのような感じだったのが釈然としませんでした。結果的にそれが犯人再逮捕に繋がったから、不問とされたのでしょうか? だけど、あの特命係の変人警部なら、絶対に許さないだろうなぁ~(笑)
こころをこめて
被害者女性「望」の死は、はたして何によって
もたらされたものなのでしょう?
人生調子に乗ったヒトが少しの焦りから
乱暴な運転によって引き起こされたことに
よるものなのでしょうか?
それとも、誰しもが持つ “ 嫉妬心 ” の延長線上の
ひとつの結末だったのでしょうか?
さらにフレームを広げ、文明社会の犠牲に
過ぎなかったのでしょうか?
また、その怒りの矛先は誰に、どこに
向ければよいのでしょう?
本作『轢き逃げ 最高の最悪な日』は
水谷 豊 監督がフィクションを通して
スクリーンの外側の現実を打ち抜いて
鑑賞者に問いかけた社会派作品であり
そして警鐘作品でもあります。
本作が提示していたものは
被害者側にも、加害者側にも
一抹の「望」を与えていたのは確かです…
終盤、真相が明らかになっても
秀一が輝を許してしまうところなんか
「ブロマンスかよ!」
とわたしは思ってしまいましたが
母親と早苗の受け止め方は
「オンナはいつの時代も強いな!」と…
そんな男性陣と女性陣の対比の妙を感じました。
その中でも父親は真相を知るためだけに
自分の信念を忠実に
淡々と貫いたようにみえました。
水谷豊さんの控えめな演技は
観ていてチョット物足りなかったかな…
でも逆に、父親の娘に対する想いは
ヒシヒシと伝わりました。
中山麻聖さんの繊細な演技、良かったです!
『検察側の罪人』の酒向芳さんを彷彿とさせた
石田法嗣さんのサイコな演技サイコー!
小林涼子さん、檀 ふみさんたちは
ひたむきな女性の強さを見事に表現していました。
あと久し振りに悪役以外(笑)の
良い刑事役の岸部一徳さんにほっこりされました!
あんな強い女性像、わたしはムリ!
せめてわたしのできることと言ったら
日々、〈こころをこめて〉ハンドルを握り
安全運転に心掛けることぐらいですね…
最近わたしの安全運転法はズバリ!
《『運び屋』のサントラを聴く》コレです!
でも今日からは手嶌 葵さんの新譜にキマリです!!
…こんな書き込みをしている最中にも
また、ヒトが車に跳ねられる事故のニュースが…
本作を観賞したわたしたちだけでも
せめて…安全運転を心掛けましょう!!!
自動ブレーキ、自動運転の技術が進んでも
結局それを扱うわれわれ人間の〈こころ〉が
一番の拠り所であるのは変わりません…
伏線なしのストレートな展開
映画の前半は,リアリティが希薄な会社や上流階級の家族の話で退屈でした.でもこれらが,後半のストーリーを複雑にする伏線なのかなと思って素直に鑑賞しました.しかし,ごく普通の刑事によってあっさりと犯人が特定されてしまい,さらに,ほとんど判別不能の動画から犯人の再逮捕に至るという流れにすこし不満が残りました.せめて,あの専務のドラ息子が事件の裏で糸を引いていたなんて事がないのかなと思ってしまいました.でも,映画の前半の伏線をストーリーに絡めると,映画が長くなりすぎてかえって面白さが半減してしまう可能性もあるかもしれない.そこが水谷豊さんの才能のすごいところなんだと勝手に思い込んでいます.あのラストシーンをみると,主役は壇ふみさんなのかなと思いました.
全29件中、1~20件目を表示