轢き逃げ 最高の最悪な日のレビュー・感想・評価
全88件中、81~88件目を表示
何も起きてなーい…(´・ω・`)
重役令嬢との結婚式を控え車で式場へ打ち合わせに向う大手ゼネコン社員の男が、助手席に乗せた友人の遅刻から始まり渋滞にハマり、打ち合わせに遅れるのを懸念して「抜け道」の路地をムチャなスピードで走り女性を轢いた上に逃げてしまって巻き起こる話。
人を撥ねてしまったこと、逃げてしまったこと、更には相手が死んでしまったこと、及び、それに荷担してしまったことに対する苦悩の話と、被害者遺族の憤りや苦悩の話かと思っていたら、もちろんその要素はあるものの、あっという間に検挙されるし、途中からオヤジが暴走して…なんだコレ?轢き逃げはどうでも良い感じ?
再逮捕は強いて言ったら窃盗罪ですか?
寧ろオヤジは住居侵入・器物破損・傷害で逮捕されないのですか?何なら殺人未遂では?
轢いたのも逃げたのも、紛うことなく運転手なんだけど。
人物設定や演出にチープさは感じつつも、前半は良い意味で胸糞悪さがあったけど、後半は何が言いたいのか支離滅裂。
重さはないし、ストーリーが訳のわからない方向に行っちゃうし、最後にそれっぽくセリフや手紙でキレイに振り返られても何も響かなかった。
交通事故死も殺人
出だしからいくと轢き逃げ犯が逮捕され処罰されるのをドキュメント風に伝える映画かと思ったら、謎が含まれており思わぬ展開になって行った。しかしその仕掛けが偶然に頼り過ぎていて必然性に欠けており、これが一体何の罪に問えるのか分からなかった、ミステリーにするのなら東野圭吾ばりのトリックが必要だったのではないだろうか。やはり交通事故の罪を問いただすだけの話にした方が良かったのではないか、その辺がちょっと中途半端であった。悲惨な交通事故ばかりが続く昨今、実にタイムリーな作品ではあったが、交通事故であっても人を殺せば殺人であることを知らしめ、刑法では大した罪には問われないにしても、その親族は今後殺人を起こした家族として世間から社会的制裁を受けることになることを肝に命じなければならない作品であった。しかし流石相棒が長いだけあって警察を好意的に描いていると感じてしまったのは錯覚かな。
感動的な映画です
水谷豊監督は映画に愛することを感じています。
ドルビーシネマは本当にすごい技術です。視覚的にも、聴覚的にも、素晴らしい体験です。私はドルビーシネマが日本初導入された映画館で、日本の初めてドルビーシネマを採用する映画を観ていた、とても光栄に思っています。
また、水谷さんと岸部さんの関係がおもしろい(笑)
上映する時、もう一回観たいです。
途中からの展開が
主人公の青年役の二人が自然な感じで良かったです。ですが、途中からの水谷さん演じる父の行動が・・・不自然の様な感じ。折しも自動車事故が続いている今、この作品は何かを問いかける部分があるかも知れない。
良くも悪くも2時間ドラマ的
試写会にて。
物語展開は非常にベタ...というか、いまどきこんなにあからさまなまでの展開、あるか?という描き方でむしろ驚く。登場人物全てが画一的というか、「あなたはこの役割を演じ切ってくださいね!」と言われて演じている感じがする。
後半も物語展開自体はベタで、こう言ってはなんだが、そういう持っていき方しかできないですよね、という展開。ミステリ(というか、2時間ドラマ)を日常的に見る人間なら分かるだろう。とにもかくにも極めて2時間ドラマ的なのだ...。
主演の中山麻聖と石田法嗣は、求められた役割を演じ切ったと思う。正直、石田法嗣は多分もっと違う演技ができたしその方が良かったと思うのだが...。自然なシーンもあるだけに...。
水谷豊の演出というのは、大変分かりやすい。分かりやす過ぎるが故に若手が浮いてしまった感があり、悩ましい。水谷豊自身の出演シーンや岸部一徳、檀ふみは上手く抑制が効いているのだが、若手がおしなべて型に嵌められたようになっていて、毎熊克哉なんて少し窮屈そうだ。ちょっと勿体ない。
それでも、最後の最後はとても良くできている。終始あのトーンであれば良かったのになどと思ってしまう。
あと、予告編はもっと主演のふたりをフィーチャーすべきではないでしょうか...。あれだと完全に水谷豊主演の映画です...。
水谷豊の演技に引き込まれる
試写会で拝見しました。
個人的には、こういう脚本は好き。
物語の逆転っぷりは『相棒』にも通じる。
真犯人がとにかく気持ち悪くて、許せない気持ちになるあたりへ、観客の感情を誘導するお手並みが見事。
ただ、結局のところ轢き逃げという行為で人が死んだ事実は覆らず、救いはない。
そこが万人に受けるかどうか=友人に勧めるかどうかの悩みどころ。
でも、監督・脚本を手掛けた水谷豊さん自身が、被害者のお父さん役を演じていて、この演技を観るだけでも面白いと思うんですよね。
日本映画としてははじめてのドルビーシネマを採用
完成披露試写会で鑑賞。
日本映画としてははじめてのドルビーシネマを採用した作品。
ひき逃げ事件をモチーフに加害者と被害者家族、そして真相を追う刑事たちの群像劇。
ラストの加害者の宗像が配偶者に宛てた手紙のシーンは何とも言えない気持ちになりました。
その何ともいえない気持ちをエンドロールに流れる手嶌葵さんの唄で浄化されような気がします。
全88件中、81~88件目を表示