「心が空っぽ」チワワちゃん toyさんの映画レビュー(感想・評価)
心が空っぽ
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恐らくほとんどの人が生きていく上で、心の奥底に感じていたものを人差し指でつつかれたような感覚。
付き合いの長さや体の関係、恋人同士とか関係なく、相手の本質なんて一生分からないし、常に変化していくもの。
だからこそ、本質なんて知ろうともしないし、無くなってしまっても何事も無かったかのように世界は回り続ける。
それが当たり前で、尊重されるべき世界なのかもしれないけど、チワワは本質を知りたくて、ずっともがいていたのかと思う。
そんなチワワの、失われて初めて不変になった本質を、断片的にかき集める話だと思った。
失われて初めて知ることができる本質は、ほとんどが価値をなくしてしまうし、いくらでもラクガキできる。だからこそ、本質が価値を持つうちに、誰かを知りたいし自分を知ってほしい。
大なり小なり、死ぬまでその葛藤を繰り返して生きていくのかなと感じさせられた。
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