ちいさな英雄 カニとタマゴと透明人間のレビュー・感想・評価
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スタジオポノック♪♪
印象的だったのは木村カエラさんが歌うスタジオポノックの音楽。鑑賞後に頭の中でリフレインしていました。
「カニーニとカニーノ」
小さな生き物(カニの擬人化?)から見る世界はアリエッティでもやってはいるけれど、あれよりも映像的にダイナミックな印象を受けました。去来する魚!あの迫力はいいですよね。あとなんていってもカニーニカニーノが可愛い。いつまでも観ていられる!
「サムライエッグ」
卵アレルギーを持つ子供と親の世界を高畑勲風の映像で描いているのでしょうか?卵アレルギーを持っているという事があんなに恐ろしく生きづらい事なんだということを知るきっかけになりました。当事者にとってはあの世界がリアルに近いのかな、と想像しました。
「透明人間」
世界観含めて最もジブリから離れた作品かなと思います。個人的には好きです。透明であるほど存在が希薄である、という苦悩がよく描かれていると思いました。自動ドアが開かないとかちょっと共感(笑)。最後に彼が流す血は素敵ですね。病院に行ってください。
全体を通すと子供にはちょっと難しい作品かなぁなんて思いました。
良かった〜!
完成試写会参加させていただきました。
まさか1年しか経っていないのにもかかわらずスタジオポノックさんの作品が観れるとは思っていなかったので、試写会が当たった時点でかなり期待大でした。
今回は三作品で、短編映画でしたがオープニングからエンディングまでわくわくした気持ちのまま終わる事が出来ました。
正直短編映画なので、えっここで終わり?と思うところもありましたが、どの作品も考えさせられるものがありとても良かったです。
また、木村カエラさんの主題歌もとても素敵で元気をもらえました。
イメージとのギャップが凄い
映画館で予告を見て興味がわいたので視聴。
上映時間が短いこともありレディースデーを狙って行きました。
OPを見た時は、対象年齢低め? とか思いましたが 意外と中身は大人向け。
最初のカニー二の話は内容はすこしありきたりな感じでしたが、イラストがリアルだと感じました。
次のタマゴの話は 小中学生向けの教材VTRみたい と思いながら見てました。
息抜きとして ゆっくり見るにしては 内容がディープな感じです。
最後の透明人間は、個人的に 世界観が1番好きでした。
結果的には思った感じではなかったけれど、1本1本のテーマも違っていて時間もほどよかったので飽きずに見れたかな。
費用対効果が悪いが、そこそこ楽しめる。
ちょっと短い時間の上映で、この値段はと貧乏人は思ってしまいました。でもどの作品も監督の思いが詰まっていて面白かったです。特にタマゴはアレルギーについてとても考えさせられました。勉強になりました。子供と見に行けばよかったなと後悔しました。
誰に、何を伝えたいんだろ?
まるでタイプの違う3作品のオムニバス。
今後の「ポノック」の方向性を観客に委ねたような、選挙的な印象。
絵の技術は素晴らしかったけど… 内容は全54分÷3の時間しかないのに、どの作品も長く感じました。
そして、「ポノック、ポノック」♪と連呼するロゴビジュアルがオープニングとエンディングで 2回も入り、本編より強めなのも本末転倒。
「俺はコレが作りたいんだ」って情熱で監督が無理やり作っちゃう位の信念がないと、それは観る方にも伝わってきます。
もしそれを観客に委ねているのであれば、そんな事は内部でやって欲しい。今、一丸となって作品を作らないでどうするの? お行儀良く選挙やってる場合では無いでしょ。
パイロットフィルム?
どんなストーリーだろうと期待して見に行きましたがその点でいまいちでした。
カニの話は水や魚の描写はすごいと思いました。
が、ツッコミどころが色々あって楽しめませんでした。
カニの擬人化かと思って見ていたら後から否定するような絵が出てくるし。
タマゴの話はこれを題材にするのかと思いました。
色々な場面がストーリーに織り込まれており良かったです。
透明人間は比喩的表現だと思いますがわかりにくかったです。
話が進むと理由が分かる部分と矛盾してるのでは?という部分が出てきました。
こちらも描写はよかったです。
短編のせいもありますが全体的に楽しめる部分が少なかったように思えます。
無題
3本順番に流すだけなのかと思いきや、短編集としてのOPとEDがある事にびっくりしていた。
そして、OPとEDが子供向けなのだが、なぜか短編本編が大人っぽいアニメが含まれていたのには驚きました。
『カニーニとカニーノ』
セリフあると思ったら言葉ではなく、ただの鳴き声に近い形で、外国の人でも楽しめる形になっている。
あらすじでは『カニの子供』と書いていたけど、擬人化だった。
ハッピーエンドでよかった。
『サムライエッグ』
設定が少々重い。
卵アレルギーの少年とその母親がメインの話。
卵のキャラクターは最後にしか出ません。
『透明人間』
これ子供に見せるの厳しくね?
という感じのダークな世界観。
あらすじ見ないと分からない設定あり。
いいのですが短い
普通の映画を見る感覚でいくと、状況が理解できたあたりで終わる感じです。私の感想として、カニは流れる水の美しさをはじめとする背景の美麗さ、緻密さ、効果などで世界に引き込まれます。食物連鎖の非情さやコミュニティなどを感じますが、見た直後では考える余裕すらなく卵に続きます。サムライエッグは最も心を動かされ、アレルギーを持つ本人や周りの苦労にも関わらず、知らない人達の何気ない行動が生死に関わるという恐ろしさが伝わります。知ってる人の暖かい心遣いも感じられます。かぐや姫からの流れで手書き風味ですが、強烈なリアリティがありました。
透明人間は3つの中で一番ジブリ風味のトンデモ設定というか飛んじゃいます。ハリウッドみたいに透明だからと悪い事を考えたりしないのが清々しいです。どれももう少し話の広がりが欲しいという意味で4ですが、この監督達が次に送り出す長編が楽しみです。
良いけど、何か惜しい
3つの物語は、それぞれの個性があって面白いと思いました。見ても損はないと思います。
ただ、時間の問題なのか分かりませんが短すぎで、道徳の授業を受けてる感じがしました。
カニの奴は、絵が綺麗でキャラも可愛いです。ストーリーはありがちなので普通でした。もう少し、独創性が欲しいですね。映画は画集ではなくストーリーありきなので。
タマゴは、絵や話がNHK教育の匂いがしました。面白いというか、その子どもと両親の大変さが伝わりました。この監督さんは、映画よりテレビでやって言った方が成功しそうですね。
透明人間は、長編で見たいです。不思議な世界観で引き込まれます。あのストーリーも短編で上手にまとめているのですが、彼の設定や人物像など細かい設定を表現するためにも、長編で見たかったです。3作で1番、個性が光っていました。絵も綺麗です。
独自性の模索。挑戦と実験の第1歩。
ジブリを離れて「メアリ」を製作した後の次回作が短編オムニバスになるとは予想していなかった。これはポノックにとっての実験や挑戦であったりするのだろうか?それか、ポノックとしての独自性の模索だったりするのかもしれない。そういう意味では、短編で実験や冒険や遊びをしつつ作品を積み重ねていくのは面白い試みだし、有益な気もする。そうするうちに「スタジオポノックと言えばこういうアニメだよね!」みたいなものに辿り着いていけたら尚素敵。
映画は3本の短編からなっていて、米沢監督の「カニーニとカニーノ」はジブリの後継的な世界観の作品で、何しろ水の描写の美しさに思わず魅了されてしまう。
百瀬監督の「サムライエッグ」は食物アレルギーの少年と母親の生活を切り取った作品で、写実的な物語が素朴なタッチで優しく描かれている。
そして山下明彦監督の「透明人間」はちょっとミステリアスな内容がまるでアニメで読むショートショートのよう。線が躍動するかのような作画がまた印象的。
3作それぞれに個性と特徴があって、それぞれ違うことを表現しているのもそれなりに面白く見させてもらった。大雑把な分け方をすれば、大人メルヘンの米沢、日常写実の百瀬、シュールリアリズムの山下、みたいな区分けがこの作品群に対してはできそう。
個人的に「サムライエッグ」はもうそれ一本で十分長編になり得る物語だと感じたし、寧ろ是非とも長編で観たい!と思える作品だった。他の2作は、短編映画であることを前提として挑戦的に作られている感じがあるけれど、「サムライエッグ」は短編では惜しいというか、逆に短編には不向きというか、とても長編向きの内容だったような気がする。
それにこの映画のタイトル「ちいさな英雄」という言葉が最も当てはまるのも、まさしく「サムライエッグ」の少年シュン君だ!と思った。別にどこかへ冒険の旅に出るわけではないし、シュン君自身が特別な才能を持っていて何かを成し遂げるわけでもない。けれど「生きる」という人間の最重要課題のようなものと毎日さりげなく闘っているシュン君は、まるで冒険の旅の勇者みたいだと思ったし、お母さんも含めてまさしく「ちいさな英雄」だなと。
題材が身近だったせいか「サムライエッグ」はすごく好きだったし、「ちいさな英雄」という視点から見ても、一番合点の行く作品だった。
透明人間
透明人間を見たくて、小さな英雄を見に行きました。
見た印象は 透明人間>タマゴ>カニ です。
透明人間のスピード感がすごかったです。
こういうの好きな20代多そうですね。
しかしながら、映画にするにはどうなんだろうと思ってしまったので3にしました。透明人間はもう少し長く見たかったですね。
世界観がすごく好きでした。
カニ>タマゴ>透明人間
115席シアターを独占鑑賞。1本目「カニーニとカニーノ」は映像が凄く綺麗でリアル。本当に水中にいるかのように感じた。短編ながら非常に中身が濃い。2本目「サムライエッグ」は、母子の絆の強さがヒシヒシと伝わっってきた。声優初挑戦の尾野真千子も◎。3本目「透明人間」は先の2本と比較しても不満が残り退屈で劣る。
総合的には合格点で観る価値あり。
2018-167
三つのチャレンジ
カニは鮮やかな描写、声優さんはおりますが台詞は少な目、それ幸いし動作に注視する事となり正解、水流の描写も優れてました。
タマゴは柔らかい描写、線太く深さも有る物語、一番気に入りました。
三作目は見えない事柄を観せるという難しい題材にチャレンジ、なかなか良い描写だったんじゃないでしょうか。
「可愛い」
74本目。
3本の中では、「カニーニとカニーノ」が一番良かったです。
昨年、「メアリと魔女の花」が泣けて、非常に良かったので、今作品も米林宏昌監督に期待したのですが、期待通り、良かったです。
18分でも、ストーリーの波はあったと思います。
木村カエラのED曲はいいですね。
心の洗濯
オープニングのちょっと昭和な感じ、私はいいなと思いました。小学生向けみたいというレビューもありましたが、昭和感を残して貰いたいです。さくらももこさんが亡くなり、昭和的な作品に思い入れが増したのかもしれないけど。
米林監督の作品に対して、ジブリから脱却しろ!と書いてる方がいましたが、私はジブリらしさを残す監督がいて欲しいので、満足でした。
サムライエッグは、アレルギー体質の方がどんなに大変かを世間に啓蒙するというオマケも含めて、短編の制約のなかでは、よく出来た脚本だと思いました。
透明人間は、救いようがない主人公の孤独感で、見れば見るほど落ち込みましたが、最後に少し良い結末が来て、ほっとしました。わずかな出演ですが、田中泯さんの、演技には引き込まれます。
最後、高畑監督へのクレジットがじんわりきます。
とても満足した映画で、星5つ付けたいところですが、1時間未満で、1400円、レイトショーでも同じ料金は、強気過ぎると思います。
一本一本がもう少し長い作品でも良かった。
二十分ほどだが三本ともすべてアニメとしてしっかり完成している。一本目は水とか骨とか魚の色合いが美しく視点がカニだからこその水中の透明度や魚や鳥の巨大さをアニメによって再現されたのが新鮮だった。ファンタンジーともいえる。個人的に三本目が一番好きだった。透明人間が強風によってすっ飛ばされるから消火器を重りにしているという発想がバイクで走っている疾走感が見終わった今でも頭に残っている。二本目の作品にも少年が走る場面がある。アレルギーに侵され痛みから逃れようと衝動的に走る場面だ。三本とも内容はそれぞれの日常が基となったものである。生きていくのに三者三様抱える苦労に対し努力しておりある種端からみたら英雄のように見えるんだろうと思った。
ジブリを脱却しろ
積極的に見ようとは思わなかったが、ポイントがたまたま貯まったので見ることにした。はっきり言って商業アニメにするにはあと2作ぐらいは欲しい、現状で発表するならアニメ見本市にでも発表した方が良かったのでは。ジブリから独立した米林監督は必死にジブリ離れをしようとふんだんにCGを使ってそれは素晴らしかったのだが、如何せんキャラクターがジブリで古臭い、キャラクターは新進のデザイナーに頼み監督業だけに専念すればいいのに、キャラクター力のないジブリ絵では魅力は半減だ。他の2作はまずまず実験アニメとしては良かったのではないかと思うが、商業アニメとしては難しい。ジブリを捨てた作家が大活躍しているなか、米林監督もはやくジブリから脱却する必要がある。
いわば画集(*´ω`*)
素晴らしいストーリーとかはないです。
丁寧な絵と動きを鑑賞する映画です。
ただ透明人間はちょっと消化不良でした。
意外に奥深そうな設定が盛り込まれてるのですが、
超〜短いので、、なんか掴めそうな所でストンと終わってしまった(*_*)
もっと不思議な風景と雰囲気のみに徹した方が良かったのではと思いましたm(._.)m
全57件中、21~40件目を表示